気温が急に下がり冬が近くなってまいりました。
冬と言えばやはり年末。
年末にはクリスマス、大晦日、正月と楽しいイベントが待っています。
家族……特に自分の息子や娘がいればより一段と楽しくなるイベントですね。
今回、取り上げる漫画はそんな家族に関するものとなっています。
家族に関するほのぼの漫画を紹介してくれるのかって?……私がそんなの紹介するわけないじゃないですか!
紹介する漫画はWeb漫画の『女の子になぁれ』です。
男嫌いの女性が産んだ男の子を女の子に仕立て上げようとする作品となっています。
えっ、何それは…….。
この記事がおススメな方
・『女の子になぁれ』がどのような作品なのかが知りたい方。
・『女の子になぁれ』がどのような点でヤバいかが気になる方。
『女の子になぁれ』あらすじ
男が嫌いなユキエ。
そんな彼女も結婚し、子供をもうけることに。
しかし、産まれた子供の性別が男と聞いて絶句。
ユキエは何とかして自分の子供を女の子に仕立て上げようと画策するが……。
『女の子になぁれ』の主な登場人物
ユキエ
父親のDVを間近で見た経験から男が大嫌いな女性。
男として産んだミツキを何とか女の子に仕立て上げようと画策する。
ヨウヘイ
ユキエの夫。
一見、優男だが、問題を先送りしたりせずにきちんと妻に向き合おうとするナイスガイ。
ミツキ
ユキエとヨウヘイの間に産まれた子供
女の子として産まれるはずが、手違いで男として産んでしまった(ユキエ目線)。
本人は意識していないが、この物語の被害者ポジション。
『女の子になぁれ』感想
『女の子になぁれ』は以下のブログで更新されています。
さて、『女の子になぁれ』を読んでみての感想としては以下のようになりますね。
『女の子になぁれ』感想
・ユキエがやばい
・ヨウヘイのユキエへの対応が素晴らしい
ユキエがやばい
この『女の子になぁれ』はユキエが男として産んだミツキを何とかして女の子に仕立て上げようとするのが一連のストーリーとなっています。
この時点で嫌な感じがした方は多いと思います。
そもそものユキエの男性観が(父親のDVを間近で見ていたとはいえ)割と歪んでいます。
下品な言葉で笑って
戦いや争いが大好きで
そんなおぞましい性に産んじゃってごめんね
『女の子になぁれ』4より
ヘ……ヘイトスピーチ……。
また、ジェンダーに関してダブルスタンダード的な考え方を当然のように持ち出してきます。
ミツキが君呼びされたことに対して「ミツキには性別の垣根に囚われて欲しくない」と言っている(『女の子になぁれ』9)のに、一方では恐竜のぬいぐるみをプレゼントされると即座に取り上げようとします(『女の子になぁれ』23)。
そもそも論として男が嫌いなのにヨウヘイと結婚している時点でおかしいような気がしますが……。
実際、シリーズの後半ではヨウヘイにそこを突かれてユキエは言葉に詰まってしまいます。
ただ、偶然出会った男の子の親に対して面と向かって「男の子って乱暴」や「男の子は遺伝子的に争いを好む」と言ってしまう(『女の子になぁれ』19)あたり、産んだ子供の性別関係なしに性格に難ありな気もしますね。
男の人は大声で叫ぶから嫌いといっている割には感情が昂ると自分も大声を出しますし、漫画でのユキエの紹介文である「おしとやかで女性らしい」というのがある種の皮肉のようにしか聞こえませんね。
ヨウヘイのユキエへの対応が素晴らしい
話を聞くだけでも頭が痛くなってくるユキエですが、彼女に対して夫のヨウヘイは誠実に対応します。
頭ごなしにユキエをどなったりせずに話を聞きつつ、言動の矛盾を突いて彼女を説得します。
(こう論の組み立てが上手いところを見るとそれなりに仕事もできるんだろうな……)
また、どうしてもユキエの考えが改まらなければ最終手段(離婚)も視野に入れるなど覚悟も決まっていますね(『女の子になぁれ』27)。
夫婦生活をそのまま続けようと思えば、ユキエのミツキに対する行動を見て見ぬふりをするのがベターですが、あくまでもミツキの幸せを第一に考えてユキエと対峙します。
社会人として生活していると会社での疲れから家は争いのない癒しの場にしたいように思いますが、それでもミツキのためにあえて波風を立てようとする気概は流石のように思いますね。
漫画ではユキエのミツキ女の子化計画が水面下で進行していたのですが、ヨウヘイがユキエの計画を察知したことで一転彼女の計画の雲行きが怪しくなります。
そこから先どうなるかは実際に読んで自分の目で確かめてみましょう!
それにしても、自分の理想を子供に押し付けるだけのユキエと子供の自己決定権を第一に考えるヨウヘイ……どちらがより大人かは一目瞭然ですね。
『女の子になぁれ』まとめ
以上が、『女の子になぁれ』の内容紹介および私なりの感想となります。
この『女の子になぁれ』という漫画は「もちログ」というブログで連載されていたのですが、漫画製作者の方はユキエの価値観や考え方はおかしいものとして漫画を作成していますね。
ブログの漫画外のコメントで「いやいや、それはねーよ」的な形でツッコミをいれています。
ブログ外のまとめサイト等で『女の子になぁれ』を見た場合、漫画製作者がちょっとアレな考えを漫画にして発信していると思ってしまいがちなのでそこは作者様の名誉のために申し上げておきます。
作者様は『女の子になぁれ』の他にも家族に関する漫画を描いておりますね。
(一応、漫画を描いている方は男の子の親らしいです)
漫画自体は31話構成で1時間もあれば読めてしまいます。
既に完結済みなので続きを待たされる事も無く、ユキエに対して程々にいーらいらしながらスルスルと読破することが可能です。
さて、多くの親は自分の子供の性別に希望があると思います。
(女の子を望む親が多いらしいですね)
ただ、あくまでも「女の子(男の子)だったらいいのになぁ」程度のものでここまで執着するのは少ないような気がします。
漫画のタイトル名は「女の子になぁれ(希望)」ですが、作中のユキエの様子を見るに「女の子になれよ!(強制)」的な感じがしますね。
まぁ、重度の先天的な障害等があったら、性別どうこう言っていられないでしょうし、健康に生まれてきて良かったねということなんでしょうが……。
(それでもユキエにとっては自分の子供が女の子であることが何よりも優先しそうですが)
漫画製作者様によると実際にあった話を脚色して作成したのがこの『女の子になぁれ』らしいですが、リアルの家庭でこのような家があるんですかね?
現在の日本で子供のいる世帯は大体1,000万世帯よりちょっと少ないくらいらしいので、まぁ、両手で数えるくらいならば『女の子になぁれ』のユキエようなアレな親がいる家族がいても何らおかしくはない!?
また、今回の記事で当ブログでの漫画紹介も2回目となっています。
以前にも内容がショッキングな脳破壊系医療漫画『脳外科医 竹田くん』を紹介していますので、そちらも内容に興味がありましたらどうぞ!
さて、自分もそれなりにいい年なので子供がいてもおかしくないのですが……。
まぁ、まずは結婚からですな。
……とはいっても、当ブログを見ても分かる通り、デジタルカードゲームとパソコンゲームばかりやっているのでなかなか厳しそうですがね……。
どこかに出会いはないものかぁ……。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ではでは(≧∇≦)ノ
サムネイル画像:
・ぱくたそ
・いらすとや
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