2023年6月28日(水)に「スーパービクトリーデッキ2023」の新デッキ「激震の鬼ドラゴン」と「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」が実装されました。
昨年も6月に「マスター・オブ・NEX」と「マスター・オブ・ロマノフ」というスーパーデッキが実装されたので、今年もそれを踏襲した形になりますね。
この記事では「激震の鬼ドラゴン」の解説をしていきたいと考えています。
この記事を読めば「激震の鬼ドラゴン」に収録されている新カードの使い方やデッキの回し方、デッキを改造するに当たってのおススメカードが分かります。
この記事がおススメの方。
・2023年6月28日以降にデュエプレを始めた方でどのスーパービクトリーデッキを手に入れようか迷っている方。
・「激震の鬼ドラゴン」の回し方、相性のいいカードを知りたい方。
「激震の鬼ドラゴン」内容
「激震の鬼ドラゴン」の特徴
・マナブーストから「バルガ」系ドラゴンを場に出し「連ドラ」を決める。
《竜星バルガライザー》や《無双龍幻バルガ・ド・ライバー》といった「バルガ」系ドラゴンで次々とドラゴンをタダ出しするのがコンセプトとなるデッキです。
俗にいう「連ドラ」と言われるタイプのデッキとなります。
TCG版のエピソード2期の変形デッキ DMD-07 「変形デッキセット DX鬼ドラゴン」を元にしたスーパービクトリーデッキとなりますね。
連ドラの雛形として最適なのもさることながら、《勝利宣言 鬼丸「覇」》や《偽りの王 ヴィルヘルム》や《偽りの王 モーツァルト》といった他のターボ系デッキにも出張させることができる高レアリティカードが入っているのも嬉しいところ。
デュエプレではこれまでに様々なドラゴンが実装されており自分の好みのドラゴンを入れることもできるのでカスタマイズ性が高く、また、2023年の秋ごろからドラゴンプッシュのシリーズである「ドラゴン・サーガ」が開始すると思われるので将来性もありますね。
「激震の鬼ドラゴン」新カード解説
国士無双カイザー「勝×喝」
国士無双カイザー「勝×喝」 VR 火文明 (8) |
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/エイリアン 8000 |
バトルゾーンに出た時、自分のドラゴンの数だけ相手とガチンコ・ジャッジする。その後、ガチンコ・ジャッジに勝った数、相手のコマンドまたはパワー7000以下のクリーチャーを1体破壊する。 |
スピードアタッカー |
W・ブレイカー |
TCG版からの変更点
・レアリティがベリーレアに変更。
《勝利宣言 鬼丸「覇」》で「鬼丸」が騎乗しているドラゴンがこの《国士無双カイザー「勝×喝」》。
登場時効果で自分のドラゴンの数だけガチンコ・ジャッジを行い、勝った数だけ相手のコマンドとパワー7000以下のクリーチャーを破壊できるスピードアタッカーです。
ドラゴンが横並びすればするほど強力なので「激震の鬼ドラゴン」の戦略と非常にマッチしております。
種族にコマンドをもつクリーチャーもこの先のドラゴン・サーガ~革命ファイナルでフィーチャーされるので破壊先に困ることはありません。
連ドラの天敵である《偽りの王 モーツアルト》対策としても有用です。
さすがに《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》はどうしようもありませんけど……。
無双龍幻バルガ・ド・ライバー
無双龍幻バルガ・ド・ライバー SR 火/自然文明 (10) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン/ハンター 14000 |
スピードアタッカー |
T・ブレイカー |
バトルゾーンに出た時、そのターン、アンタップしているクリーチャーを攻撃できる。 |
攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。 そのカードがドラゴンであればバトルゾーンに出し、ドラゴンでなければ自分のマナゾーンに置く。 |
TCG版からの変更点
・レアリティがスーパーレアに変更。
・マッハファイターが登場時効果による登場時ターン限定のアンタップキラー付与へと変更。
TCG版の2018年に発売された「クロニクル・レガシー・デッキ2018 究極のバルガ龍幻郷」の目玉クリーチャー。
「バルガ」系ドラゴン特有の攻撃時に山札の一番上をめくってそれがドラゴンならばタダだしする能力をもちます。
外れた場合はそのカードはマナに置かれますね。
《無双龍幻バルガ・ド・ライバー》は登場時のターン限定で相手クリーチャーを攻撃対象にできるので、相手に手札を与えたりS・トリガーを発動させる事なく安心してドラゴン捲りを行うことができるのも特徴です。
ただ、デュエプレで絶賛活躍中の《超天星バルガライゾウ》を考えるとちょっと物足りないような気がします。
(比較対象がアレすぎるとは言ってはいけない)
3枚めくってその中のドラゴン全てをタダ出しとまでは言いませんが、3枚の中から1枚好きなものを選べるとかにして欲しかったように思いますね。
(ちょうど、TCG版のメクレイドですね)
ちなみに、《無双龍幻バルガ・ド・ライバー》の効果は進化ドラゴンも対象なので《超天星バルガライゾウ》もタダ出しできます。
「激震の鬼ドラゴン」プライズカード紹介
ミサイル・バースト G
ミサイル・バースト G UC 火文明 (5) |
呪文 |
S・トリガー |
相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体を破壊する。 |
相手とガチンコ・ジャッジする。自分が勝ったら、相手のパワー6000以下のクリーチャー1体を破壊する。 |
相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊し、その後、ガチンコ・ジャッジをしてそれに勝てば相手のパワー6000以下のクリーチャー1体をさらに破壊するS・トリガー。
相手の速攻クリーチャーや厄介なシステムクリーチャー対策として有用です。
「激震の鬼ドラゴン」は連ドラ戦略をとっている関係から必然的にデッキの平均コストが大きめなので、ガチンコ・ジャッジにも勝ちやすいですね。
ちなみに「激震の鬼ドラゴン」の《ミサイル・バースト G》はコロコロコミックの付録の「勝太ファイナルメモリアルパック コロコロ特別 ver.」のイラストとなっております。
魔龍バベルギヌス
魔龍バベルギヌス VR 闇文明 (7) |
クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ/グランド・デビル 1000 |
バトルゾーンに出た時、クリーチャー1体を破壊してもよい。そうした場合、その持ち主の墓地から《魔龍バベルギヌス》以外の進化でないクリーチャー1枚をバトルゾーンに出す。 |
互いのプレイヤーのクリーチャーから1体選んでそのクリーチャーと墓地の進化でないクリーチャーを入れ替えるドラゴン・ゾンビです。
デュエプレでは第18弾で非常に相性の良い《黒神龍ダンチガイ・ファンキガイ》や《邪龍秘伝ドラゴン・ボーン》が登場したものの肝心の《魔龍バベルギヌス》はNew Division落ちしていましたが、晴れてNew Divisionで一緒に使えます。
さらに、再録にあたって墓地からの探索が廃止されたので狙ったクリーチャーを蘇生しやすくなりました。
「激震の鬼ドラゴン」では《竜星バルガライザー》や《無双龍幻バルガ・ド・ライバー》の連ドラ効果でめくれた時に攻撃中の「バルガ」を破壊して即蘇生させればもう一度ドラゴン捲りチャンスを狙うことができます。
なお、余談ですが「激震の鬼ドラゴン」のプライズ版《魔龍バベルギヌス》はTCG版の戦国編期のスーパーデッキ・クロス「エンドレス・オール・デリート」のイラストとなっています。
また、フレーバーテキストはデュエマ大会の参加賞のパックの袋を6つ集めることで引き換えることができたプロモ版《魔龍バベルギヌス》から引用していますね。
その事を知らないと正直意味が分からないフレーバーテキストとなります。
初心者がはじめてもらえるデッキのフレーバーテキストとしては正直不適切かもしれません。
(デュエプレ初心者の「戦いの歴史」とは何ぞや……受験? 就活?)
貴殿の戦いの歴史と引き換えられしこの身、貴殿の望む切り札と引き換えよう。 —魔龍バベルギヌス
《魔龍バベルギヌス》(プロモ版)から引用
「激震の鬼ドラゴン」の回し方
次に「激震の鬼ドラゴン」の大まかな動かし方を載せていきます。
※注意
各スクリーンショットは必ずしも同一の試合のものとは限りませんのでご了承ください。
「激震の鬼ドラゴン」の回し方(序盤編)
・積極的にマナブーストを行う。
「激震の鬼ドラゴン」に入っている強力ドラゴンはいずれも重量級。
なので、マナにある程度カードが無ければ場に出すことができません。
《霞み妖精ジャスミン》、《エコ・アイニー》といったマナブーストができるクリーチャーでマナを増やしていきましょう。
特にマナブーストカードで強力なのがTCG版でも今なお現役の《メンデルスゾーン》です。
ドラゴンが2枚ヒットすれば2ターン目に2ブーストできます。
「激震の鬼ドラゴン」の回し方(中盤編)
・《無双竜鬼ミツルギブースト》で除去とマナ加速を行いつつ《黒神龍ゾルヴェール》で守りを固める。
中盤もマナブーストを続けて大型ドラゴンを出せるように準備をしましょう。
相手の厄介なシステムクリーチャー等は《無双竜鬼ミツルギブースト》でマナ加速しながら除去できます。
相手の攻撃が激しければブロッカーの《黒神龍ゾルヴェール》で時間を稼ぎましょう。
「激震の鬼ドラゴン」の回し方(終盤編)
・《竜星バルガライザー》等の「バルガ」系ドラゴンから連ドラを開始し、大型ドラゴンを続けざまに出していく。
マナが十分にたまれば《竜星バルガライザー》や《無双龍幻バルガ・ド・ライバー》といった「バルガ」系ドラゴンから「連ドラ」を決めていきましょう。
もし、ドラゴンが相手の除去や殴り返しで破壊されても《魔龍バベルギヌス》や《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》で墓地から復活させることができます。
除去能力をもっているドラゴンも多いため相手が多少守りを固めていても割と簡単に切り崩すことが可能です。
《竜星バルガライザー》の連ドラ能力で出てきたのはドラゴン以外全破壊の《偽りの王 モーツァルト》!
ここまで上手くいくことはそうそうありませんが、決まれば思わずガッツポーズをしたくなりますね。
また、攻撃時のガチンコ・ジャッジに勝てば追加ターンを得られる《勝利宣言 鬼丸「覇」》を場に出して追加ターンを得られればよほどのことがない限り負けることはありません。
追加ターンを得たオーバーキルな状態でダイレクトアタック!
大型ドラゴンを次々と山札の上からバトルゾーンに出すという「連ドラ」戦略……上手く決まれば非常に爽快です!
「激震の鬼ドラゴン」を改造するなら
山札から次々と大型ドラゴンを場に出すというデュエル・マスターズの「連ドラ」戦略を初心者でも楽しめるのが特徴ですが、やはり気になる点としては以下が挙げられます。
「激震の鬼ドラゴン」弱点
・マナ加速能力がいまいち物足りない
・墓地肥やし手段がほとんどない
マナ加速がいまいち物足りない
「激震の鬼ドラゴン」にはマナブースト用のカードがそれなりに入っていますが、正直少々物足りないような気がします。
やはり、ドラゴンデッキのマナブーストカードの代名詞とも言える《メンデルスゾーン》はあと2枚追加して4枚体制にしたいところ。
《無双竜鬼ミツルギブースト》も自身がドラゴンであり、中盤の中継ぎとして有能なのでこちらも4枚体制にしたいですね。
他に有用なマナブーストカードはガチンコ・ジャッジに勝てば再利用できる《ガチンコ・ルーレット》、All Divisionなら《エコ・アイニー》のマナ加速能力と同じブースト性能をもつ《龍の呼び声》などですね。
「激震の鬼ドラゴン」にはドラゴンサポートの代名詞とも言える《コッコ・ルピア》が入っていますが、《ドンドン吸い込むナウ》や《超次元リュウセイ・ホール》といった除去カードであっさり除去されてしまうのでマナブーストカードと入れ替えてしまっても良いと思います。
TCG版でもこの時代《コッコ・ルピア》は冬の時代でしたしね。
墓地肥やし手段がほとんどない
「激震の鬼ドラゴン」には《魔龍バベルギヌス》、《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》と墓地からクリーチャーを蘇生させることができるドラゴンが入っていますが、墓地を肥やすカードはあまり入っていません。
なので、《魔龍バベルギヌス》、《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》は破壊されたドラゴンや手札破壊されたドラゴンを復帰させる用途で使用することになりますね。
より積極的に《魔龍バベルギヌス》や《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》を使おうと思うならば墓地肥やし能力をもつドラゴンを外部から採用したいところです。
「激震の鬼ドラゴン」おススメ改造カード
次に「激震の鬼ドラゴン」を改造するのにおススメなカードを挙げます。
ドラゴンにも様々な種類がありますが、ここではなるべく低レアリティのもので気軽に改造できるカードを挙げたいと思います。
偽りの名 バルガ・ラゴン
「バルガ」系ドラゴンの1体。
《竜星バルガライザー》と比較するとコストが1下がっている反面、スピードアタッカーがありません。
《偽りの名 バルガ・ラゴン》の長所は何といってもレアリティがアンコモンで手に入りやすいということ。
他の「バルガ」系ドラゴンはほとんどがスーパーレアで数を揃えようと思ったら非常に生成コストがかかります。
《偽りの名 バルガ・ラゴン》を複数枚投入すればデュエプレ初心者でも「連ドラ」戦略をある程度楽しめると思いますね。
スピードアタッカーが無く召喚してすぐに攻撃できないのが欠点ですが、そこはスピードアタッカーを付与できる《メッサダンジリ・ドラゴン》でカバーしましょう。
《メッサダンジリ・ドラゴン》もレアリティがコモンで手に入りやすく、《メッサダンジリ・ドラゴン》⇒《偽りの名 バルガ・ラゴン》と流れるように召喚することができます。
黒神龍ヘル・オベル
登場時効果で3枚山札の上から墓地肥しをして墓地からドラゴンを1枚手札に戻せるドラゴン・ゾンビです。
さらに、各ターンに1度墓地からドラゴン・ゾンビが離れれば相手の手札を1枚捨てさせます。
《黒神龍ヘル・オベル》で重量級ドラゴンは墓地に待機させつつ、蘇生能力をもつ《魔龍バベルギヌス》を手札に回収すれしたいところです。
また、墓地からドラゴン・ゾンビが離れれば相手の手札を破壊する効果も相手の手札に干渉しずらい「連ドラ」デッキにとっては貴重となります。
「激震の鬼ドラゴン」徹底解説まとめ
以上が「激震の鬼ドラゴン」についての新カード、デッキの回し方、改造パーツの解説となります。
初心者や復帰勢でもきちんと扱えば戦略立てて戦えるデッキとなっていますね。
しかし、このデッキそのままで環境デッキに勝つことができるかと言われれば疑問符がつきますので、このデッキを足掛かりに今回紹介した改造パーツ等で強化していけばよいのではないでしょうか。
もう一つの「スーパービクトリーデッキ2023」の「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」も紹介していますのでそちらもぜひどうぞ!
また、以前に2022年12月実装の「スーパービクトリーデッキ2023」である「燃えよ紅蓮のガイアール」と「咆えろ漆黒のガロウズ」の紹介&解説を投稿しておりますのでそちらもいかがでしょうか?
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ではでは(≧∇≦)ノ
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