皆さんデュエプレ楽しんでいますか?
さて、デュエプレの元になったTCG版デュエル・マスターズには「背景ストーリー」が存在します。
デュエマの公式でもたびたび取り上げられていますね。
そして、デュエマから派生したデュエプレでも当然のことながら背景ストーリーがあります。
ただし、デュエプレとTCG版デュエマの背景ストーリーは大まかな流れは同じですが細部が異なっていたりしますね。
具体的にはTCG版とは登場する時期が異なるクリーチャー達がいたり、そもそも登場しないクリーチャーが存在したりとかですね。
この記事ではデュエプレとTCG版デュエマの背景ストーリーの異なる点を解説したいと思います。
前回の記事では以下のエキスパンションについて解説しました。
・DMPP-08「極神創世譚 -VIOLENCE FUSION-」
・DMPP-08EX 「覇竜咆哮 -TRIBAL EXTREME-」
・DMPP-09 「武者聖戦伝 -ARCADIA OVERDRIVE-」
・DMPP-09EX 「聖竜凱旋 -REBORN OF THE SURVIVOR-」
(TCG版の「極神編」に相当)
今回の記事では以下のデュエプレのエキスパンションについて解説します。
・DMPP-10「戦国武闘会 -SAMURAI X KNIGHT-」
・DMPP-10EX「魔帝剣征 -BATTLE OF GLORY-」
・DMPP-11 「戦極大決戦 -CLIMAX GALAXY-」
(TCG版の「戦国編」に相当)
この記事がおススメな方
・デュエプレ背景ストーリーのDMPP-10「戦国武闘会 -SAMURAI X KNIGHT-」、DMPP-10EX「魔帝剣征 -BATTLE OF GLORY-」、DMPP-11 「戦極大決戦 -CLIMAX GALAXY-」の大まかな流れが知りたいという方。
・デュエプレ背景ストーリーDMPP-10&DMPP-10EX&DMPP-11のTCG版と異なる点を知りたいという方。
デュエプレ背景ストーリーの要約(DMPP-10~DMPP-11)
大まかな流れはデュエプレとTCG版であまり変わりません。
しかし、最後の最後でサプライズがありましたね。
戦国編(DMPP-10~DMPP-11)
クリーチャー達は平和を謳歌していた。
戦国武闘会は英雄を決めるエンターテイメントの場となったのであった。
サムライとナイトは戦国武闘会の場で死闘を繰り広げるのであった。
それに対して、サムライの意志が「バルガライゾウ」を呼び寄せた。
「グレイテスト・シーザー」に対抗するため戦国武闘会第1回優勝者の「紫電」は「パーフェクト・ギャラクシー」に協力を要請し「シデン・ギャラクシー」が誕生する。
一方、シデン・ギャラクシーは世界を破壊しかねない超銀河剣の使用を拒んだ。
TCG版との違い(戦国編)
先ほども述べたように戦国編の背景ストーリーはラスト以外はデュエプレもTCG版もあまり変わりません。
デュエプレでは戦国編の詳細がより詳しく描かれています。
デュエマ背景ストーリーで戦犯としてネタにされている某暗黒皇もこのシリーズの出身だったりしますね。
「大和魂連合」と「アルカディアス騎士団」
《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》率いる「大和魂連合」と《魔光大帝ネロ・グリフィス》率いる「アルカディアス騎士団」。
これらの元ネタはTCG版で戦国編に発売されたスーパーデッキとなっています。
サムライのスーパーデッキが「BATTLE of YAMATO魂(バトル・オブ・ヤマトダマシイ)」でナイトのスーパーデッキが「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」となっています。
デュエプレの2022年のスーパーデッキの元ネタでもありますね。
TCG版では《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》と《魔光大帝ネロ・グリフィス》はこれらのスーパーデッキの出身でした。
なお余談ですが、デュエプレ背景ストーリーでは「BATTLE of YAMATO魂」が「Arcadias騎士団」を降しましたが、リアルのデュエマで考えた場合、素のままの「BATTLE of YAMATO魂」と「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」が戦った場合、「BATTLE of YAMATO魂」の勝ち目は薄いと言われていました。
カードのラインナップからしても実用的なブロッカーの《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》や《魔光死聖グレゴリアス》、強力ロッククリーチャーのアルカディアス夫妻や《光神龍スペル・デル・フィン》を擁する「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」に軍配があがっていましたね。
超天星バルガライゾウの登場時期
《超天星バルガライゾウ》の登場時期
DCG版:戦国編
TCG版:神化編?
ランクマッチでも大暴れしていた《超天星バルガライゾウ》。
TCG版で《超天星バルガライゾウ》が登場したのは次シリーズの「神化編」でした。
ただ、TCG版での背景ストーリーでは特に活躍に言及されませんでしたが……。
デュエプレでは前倒しで「戦国編」に登場することになります。
一方、《超天星バルガライゾウ》が対決することになる《超神星DEATH・ドラゲリオン》はTCG版で戦国編で初登場しました。
デュエプレの《超神星DEATH・ドラゲリオン》は「煉獄の極魔弾」によって《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》が復活した姿という設定となっています。
TCG版では「煉獄の極魔弾」が《煉獄魔弾グレイテスト・ゲート》として登場しているのを見るに、TCG版も《超神星DEATH・ドラゲリオン》の出自は同じかと思われます。
暗黒皇グレイテスト・シーザーについて
戦国編のラスボス的存在とも言える《暗黒皇グレイテスト・シーザー》。
デュエマの背景ストーリーの愛好者からは神化編以降の戦乱の原因を作った元凶という事でネタ的な意味で人気でした。
長らく出自が不明でしたが2021年発売のDMEX-17 「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」で正体が明らかにされました。
正体は「煉獄の極魔弾」で復活させた《暗黒王デス・フェニックス》の魂を《邪眼の使徒シーザー》というクリーチャーに封じ込めて誕生したクリーチャーとのこと。
背景ストーリーで《超銀河弾HELL》を躊躇なく連射した意図は不明でしたが、《暗黒王デス・フェニックス》が世界に破滅をもたらすフェニックスであることから《超銀河弾HELL》の連射は悪意によるものだということがはっきりとしました。
今まではその辺りの詳細がぼかされていたため様々な考察ができたのですが……。
《暗黒皇グレイテスト・シーザー》が実は悪くなかったんじゃないか? というデュエマ背景ストーリー解説動画。
この方の背景ストーリー解説動画は非常に面白いのでデュエマ背景ストーリー好きなら一度は見ておいて損はないと思います。
また、最近のTCG版でのフレーバーテキストから《暗黒皇グレイテスト・シーザー》が《超銀河弾HELL》を撃たなくても、以降の戦争が発生していた可能性は高いという事で《暗黒皇グレイテスト・シーザー》が必ずしも以後の戦乱の元凶というわけでないとのことです。
ミロクの弟子、ニョライがサムライとナイトに与えた3つの魔導具、超銀河弾 HELL、超銀河剣 THE FINAL、超銀河槍 THE ENDには次元に穴を開けるほどの力はなかった。だが、パンドラ・スペース側も同時に超獣世界へつながる穴を開けている最中だったため、2つの世界はつながってしまったのだった。
《超次元バリバリ・ホール》(DMEX 17 デュエル・マスターズTCG 20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX)のフレーバーテキストより
背景ストーリーが掘り下げられるにつれて段々と小物化していくシーザーさん……だから、「デュエプレ人気投票2022」でも10位以内にもランクインしなかったんですかね?
終の怒流牙 ドルゲユキムラと怒流牙十勇士の顛末
《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》と怒流牙十勇士の顛末
DCG版:《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル》と戦い死亡?
TCG版:「超銀河剣」と「超銀河弾」の激突から世界を守るためにその身を犠牲にした。
《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》と彼が率いるシノビ集団「怒流牙十勇士」。
《超銀河剣THE FINAL》の使用をためらっている《超聖竜シデン・ギャラクシー》に対して世界の崩壊を防ぐことを約束し、《超銀河剣THE FINAL》の力を使うように告げます。
意を決した《超聖竜シデン・ギャラクシー》は《超銀河剣THE FINAL》を使って《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を討ち果たしました。
TCG版もデュエプレもここまでは変わりません。
TCG版では「超銀河剣」と「超銀河弾」の激突から世界の崩壊を防ぐために《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》と「怒流牙十勇士」はその身を犠牲にしました。
しかし、デュエプレでは戦国武闘会終了後も《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》と「怒流牙十勇士」は生存しています。
そして、最後に現れた《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル》に対して、《超聖竜シデン・ギャラクシー》と《超天星バルガライゾウ》と共に決死の覚悟で総力戦を挑みました。
フレーバーテキストでは生死は明らかにされていませんが、《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル》が戦国武闘会の覇者を倒したとの記述がデュエプレ版《剛撃無双グリーン・バルト》のフレーバーテキストにあり、その後、《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》と「怒流牙十勇士」が登場していないことから死亡したものと思われます。
戦国武闘会の覇者を倒した破壊龍神を神羅たちが食い止める。その隙にボルシャック・NEXはサンバースト・NEXへと進化し、戦いを挑むのだった!
《剛撃無双グリーン・バルト》(デュエプレ)のフレーバーテキストより
破壊龍神ヘヴィ・デス・メタルの登場時期
《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル》の登場時期
DCG版:戦国編
TCG版:極神編?
3体のゴッドがリンクすることで誕生する「ヘヴィ・デス・メタル」。
デュエマを代表するゴッドと言えばこの「ヘヴィ・デス・メタル」を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
デュエプレでは《暗黒王デス・フェニックス》の置き土産として戦国編の最後にサプライズ登場しました。
TCG版では極神編のスーパーデッキで初登場したので極神編の背景ストーリーで登場していたと思われるのですが、特に言及されることはありませんでしたね。
TCG版の戦国編は《超聖竜シデン・ギャラクシー》が《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を討ったことで不穏な空気を残しつつも戦国編のエピソードは一旦そこで終わりました。
一方、デュエプレでは《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル》の討伐は次シリーズの神化編に持ち越されることになります。
デュエプレの背景ストーリーのTCG版との違い解説まとめ
以上が、DMPP-10「戦国武闘会 -SAMURAI X KNIGHT-」、DMPP-10EX「魔帝剣征 -BATTLE OF GLORY-」、DMPP-11 「戦極大決戦 -CLIMAX GALAXY-」におけるデュエプレ背景ストーリーのTCG版との違いとなります。
今回の記事では戦国編の背景ストーリーを取り上げました。
戦国編の背景ストーリーはデュエプレとTCG版で大きな違いは見られませんでしたが、ところどころ異なる点があったりしました。
次回の神化編は大幅な違いが見られますので楽しみにしていてください。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ではでは(≧∇≦)ノ
次回記事:
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サムネイル画像:
・デュエプレ 第10弾カードパック「戦国武闘会 -SAMURAI X KNIGHT-」タイトル画像
・いらすとや
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