皆さん、育成ゲームは好きですか?
様々なコマンドを選択して、キャラクターのパラメーターを上げていき、条件を満たすとキャラの姿が変化するのがウリのゲームジャンルとなっていますね。
一生懸命お世話をしたキャラが自分の思いどおりの姿になってくれれば達成感がありますし、自分が望んでいたのとは異なる姿になってもそれはそれで愛着が湧いたりします。
人気のゲームジャンルなので、当ブログでもいくつか育成ゲームの紹介をしていたりします。



今回は、育成ゲームの中でも金字塔とも言える初代『デジモンワールド』について取り上げたいと思います。
デジモンシリーズのゲームは数多く発売されていますが、その中でも最高傑作と言われている作品となっています。
25年以上前の少し古い作品となっていますが、今遊んでも色褪せない面白さを備えていますね。
職場では同年代の方が、子育てに勤しんでいたりもしますが、私はデジモン育成を頑張ります。
(もちろん、子育てとデジモン育成を両立しているパパさん(ママさん)テイマーもおられるでしょうけど……)
初代『デジモンワールド』について気になる方はぜひ読んでみてだください!
この記事がおススメな方
・育成ゲームを探している方。
・デジモンシリーズが好きだが『デジモンワールド』をプレイした事が無い方。
概要
デジモンワールド

タイトル | デジモンワールド |
ジャンル | 育成RPG |
開発元 | ベック |
発売元 | バンダイ |
発売日 | 1999年1月28日 |
対応ゲーム機 | PlayStation(PS1) |
備考 |
あらすじ
突如、デジモンが住む世界「デジモンワールド」にやってきたあなた(名前変更可能)。
はじまりの街に住むジジモンから「ファイル島」に生じている異変の原因を探りつつ、街にデジモンを呼び込む事を依頼される。
あなたはパートナーデジモンと一緒にファイル島を旅する事になるが……。



どんなゲーム?



デジモンを強くしたり進化させるにはトレーニングが不可欠!
強化したいパラメータに応じたトレーニングを効率よく行いたいところ。

デジモンバトルにおいてはプレイヤーができる事は大まかな指示を出す事とアイテムでサポートする事のみで自分のデジモンの動きをコントロールする事は不可能。
相棒デジモンを信じてバトルを任せましょう。


フィールドにいるデジモンを勧誘して街に参加させるのも目標の1つ。
ベタモンは話すだけで街に参加してくれましたが、加入にはバトルに勝利する必要があるデジモンもいます。

モノクロモンが経営する店でショップ店員のアルバイト。
ゲーム内では他にも様々なミニゲームが用意されていますね。

待望の進化の時。
アグモン……進化ぁぁぁっ!

グレイモン……と思ったらケンタルモンに!?
ちなみに、大抵の場合アグモンはケンタルモンに進化するようですね。
初代『デジモンワールド』の魅力
初代『デジモンワールド』の魅力
・リアルタイムでデジモンを育成できる
・街づくりの楽しさを味わえる
リアルタイムでデジモンを育成できる

『デジモンワールド』ではデジモンに食事を与え、トイレの世話をし、寝かしつける……といった一連の流れで育成していきます。
デジモンは元々「戦うたまごっち」をコンセプトにした育成ギアでしたが、それを踏襲したゲームシステムとなっています。
育成はリアルタイムで進行していきますので、ボーッとしているとデジモンの要求を見逃してしまうかもしれません。
一応、メニュー画面を開けば時間を止める事はできますが……。
特に序盤はデジモン育成のためのエサが足りず野外に生えているデジタケを探し回ったり、排泄をさせに探索の途中でもトイレまで戻ったりと行動を制限されることが多いです。

排泄の管理も『デジモンワールド』の至上命題の1つ。
フィールドで排泄させてしまうと、育成面でもビジュアル面でも良くないためトイレの位置はしっかりと押さえておきたいところ。
それだけに、どこでも排泄させられる「けいたいトイレ」の存在が神のように思えます。
食事や排泄などのお世話の合間を縫って、様々なトレーニングを施してデジモンを強くしていきます。
トレーニングをさせればさせるほどデジモンは強くなりますが、ここでネックになるのがデジモンの寿命。
デジモンの寿命は決まっているため、トレーニングをさせまくって高パラメーターのデジモンに成長したとしても、活動できる時間がほとんど無いといった事になるかもしれません。
最終形態の「完全体」に進化できれば寿命を延ばす事ができますが、攻略サイト等を見ずに完全体に進化させるのは至難の業であり、大抵の場合、進化できずにそのまま寿命が尽きてしまいます。
(今のデジモンの最終形態は「究極体」ですが、『デジモンワールド』ではその概念はありません)
完全体への進化を目指してトレーニングに勤しむか、それとも、早めに切り上げてストーリー攻略を進めるかが思案のしどころとなっていますね。
完全体への進化が困難だからこそ、自分の相棒が冒険の途中で完全体に進化した時は感動ものです。
自分のデジモンが完全体でなかったとしても、ストーリー攻略は回復アイテムのごり押しで割と何とかなるためそこまで心配する必要はありません。
(ただ、アイテムが使用不可な闘技場はそう上手くいきませんが……)
ゲーム内ではファイル等の通貨経済を破壊するような金策方法もあるため、アイテムの調達もそこまで難しくありませんしね。

相棒デジモンのHPが減ったのを見て、すかさず回復フロッピーを投げます。
バトル中にフロッピーを投げまくる事になるので、リアルワールドに帰ったら名投手になってそう。
街づくりの楽しさを味わえる

『デジモンワールド』は先に紹介したあらすじのように荒廃した「はじまりの街」にデジモンを勧誘し、街を発展させるのもストーリーの目的の1つとなります。
最初は、幼年期デジモンしかいない(ジジモンを除く)はじまりの街ですが、主人公がデジモンを勧誘していくにつれて、成長期、成熟期のデジモンも街に参加してくれることに!
デジモン勧誘の方法としては、話しかけるだけで街に参加してくれるデジモンもいれば、バトルに勝って実力を認めさせる必要のあるデジモンもいます。
街に参加したデジモンはショップ、病院、レストランなど多種多様な店を開いてくれます。

レストランでは料理をパートナーデジモンに食べさせて、疲労をとりつつ満腹度を高める事ができます。
さらには、能力上昇効果も!?
ただ、間違ってもレストラン内で排泄させてはいけない(至言)。
ショップではバトルに役立つアイテムを揃える事ができ、病院ではトレーニングの疲労を回復することができるなど、開店した施設はデジモン育成に役立ってくれます。
育成が上手くいかない場合は、デジモンの勧誘に力を入れてはじまりの街の施設を増やす事で何とかなる場合も多いです。


ゲーム序盤(上)とゲーム終盤(下)のはじまりの街の広場の比較。
デジモンを街に呼び込めば次々と店が建設されます。
変化が視覚的に感じられるので達成感が大きいですね。
個人的お気に入りデジモン
私が『デジモンワールド』をプレイした中で気に入ったデジモンを紹介します。
どれも、自分でデジモンをお世話しトレーニングさせた結果、偶然、進化したデジモンです。
『デジモンワールド』をプレイする前までは存在は知っていたけれども特に気に留めていないデジモンでしたが、実際に進化すると愛着が湧きましたね。
ケンタルモン

『デジモンワールド』をプレイして一番最初に進化した成熟期デジモン。
少し前にも書いたとおり、アグモンの進化系はグレイモンが一般的ですが、『デジモンワールド』では攻略情報を見ずに育成した場合大抵はケンタルモンに進化するみたいです。
特にかしこさのパラメーターを上げるとケンタルモンに進化しやすいようですね。
ただ、普通に強く必殺技のハンティングキャノンで多くの強敵を撃破してくれました。
ラスボスを撃破したのもこのケンタルモンでしたね。
(多量の回復アイテムのバックアップはありましたが……)
歩く際の蹄の音も心地よく、癖になります。
イガモン

前に育てていたデジモンがライフを全て失って転生。
(ライフを全て失って転生したデジモンは寿命で死んだデジモンよりも弱く生まれ変わります)
そんなデジタマから生まれたデジモンが成長した成熟期デジモン。
ライフを全て失った時は「もうダメだぁ、おしまいだぁ」と思いリセットも考えましたが、トレーニングの結果、パルモンを経て無事イガモンに進化してくれました。
状態異常技で相手を麻痺させて動きを止めてから、手裏剣でとどめを刺す姿はまさに「汚い忍者」!
イガモンと一緒にファイル島を旅して多くのデジモンを勧誘する成果をあげる事ができました。
「強いけど敵の撃破を優先してトレーニングさせてないしコイツは成熟期どまりだろうな……」と思っていたのですが……。
メタルマメモン

先に紹介したイガモンが数多のバトルを経て完全体のメタルマメモンにまさかの進化!?
ネットに転がっている育成情報を一切見ずに育てたにも関わらず、完全体のメタルマメモンに進化してくれたのは非常に嬉しかったですね。
まさに、相棒といった感じです。
ただ、技の属性が機械系となりイガモン時代よりも使える技が減ったのはご愛嬌。
メタルマメモンに進化してからも多くの強敵を撃破して勧誘に貢献してくれました。
ただ、ラスボス手前で寿命が尽きてしまいデジタマに転生してしまう事に……。
初めて独力で進化した完全体という事で非常に印象に残っています。
私は『デジモンワールド3』もプレイした事もあるのですが、そこでも他の完全体よりも早くメタルマメモンに進化した記憶がありますね。
初代『デジモンワールド』紹介まとめ

以上が、初代『デジモンワールド』紹介となります。
『デジモンワールド』のシリーズで『デジモンワールド2』、『デジモンワールド3』……と発売されましたが、そちらはシステムが異なるものとなっていました。
そちらは、育成ゲームというよりは別のジャンルとなっているため、育成ゲームとしては初代『デジモンワールド』が「原点にして頂点」という声も強いですね。
ただ、2010年以降に発売された「デジモンワールド」の名前を冠した作品は初代のシステムを踏襲しており、そちらも好評だったようです。
進化条件などはネットの攻略サイトに転がっていますが、それを見て進化させるのは正直、ただの作業感が強いのでエンディングくらいまでは自力で進化させたデジモンで進めたいところ。
あまり馴染みの無い種類のデジモンでも自分でお世話して進化させたデジモンにはきっと愛着が湧くはず……。
デジモンと言えば、最初のアニメである『デジモンアドベンチャー』が有名ですが、この『デジモンワールド』はそれよりも前に発売されました。
(一応、『デジモンワールド』の発売と『デジモンアドベンチャー』の放送開始は同年なので企画自体は並行で進んでいたと思いますが……)
ジュレイモン、ムゲンドラモン、ヴァンデモンは『デジモンワールド』が初登場のようです。
特に、ヴァンデモンはデジモンシリーズにおいては悪役の代名詞となった感がありますが、この『デジモンワールド』においてはむしろイイやつとなっています。

他にもデジモンシリーズでは色違いデジモンが多数いますが、最初期の色違いデジモンの多くは『デジモンワールド』出身となっていますね。
色違いデジモンはザコ敵役として登場し、街に参加したり育成可能な原種デジモンを見分けが付くようになっています。
「デジモンは色違いで水増ししすぎ」という批判意見もありますが、ある意味その戦犯と言えるかも……。
まぁ、ただの色違いデジモンに環境に応じた適応進化の設定を与えて1キャラクターとしているのは懐の深さの表れと言っても良いのではないでしょうか?
閑話休題。
さて、この『デジモンワールド』ですが、非常に出来が良いため今もなお中古ソフトの価格も高めになっています。
また、ソフト価格もそうですが、普通にプレイしようと思ったらPS1やPS2が必要になるためハードルが高い……。
Steamなどでの再配信を求める声があるのもむべなるかな。
この記事を読んで初代『デジモンワールド』をプレイしたくなった方が1人でもおられたら幸いです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ではでは(≧∇≦)ノ
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画像引用元:『デジモンワールド』本編
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