少し早いですが、おそらく来月に実装されるであろう『デュエル・マスターズプレイス』第16弾のカードを予想したいと思います。
何編のカードが収録される?
エピソード1(2011年4月~2012年3月)の第1弾 DMR-01 「エピソード1 ファースト・コンタクト」と第2弾 DMR-02 「エピソード1 ダークサイド」のカードを中心に収録されると思います。
エピソード1の特徴は以下のようになります。
・ハンティング、スペースチャージ、覚醒リンクといったキーワード能力の登場
・スーパーレアよりも価値が高いレアリティ「ビクトリー」の収録
・ネーミングが良くも悪くもエキセントリック
固有の能力はハンターがハンティングで、エイリアンがスペースチャージとなります。
各々の能力は以下のようになります。
・ハンティング:バトル時バトルゾーンのハンターの数だけパワーが1000上昇。
・スペースチャージ:特定の文明のカードがマナゾーンに置かれた時に効果が起動。
複雑な効果が増えてきたデュエプレでこれらの能力を実装するのはそれほど難しくはないでしょう。
個人的に気になるのは覚醒リンクの仕様です。
TCG版の覚醒リンクは特定のクリーチャーを2体(もしくは、3体)そろえて自分のターンを迎えることでそれらを裏返して1体のサイキック・スーパー・クリーチャーになる仕様でした。
サイキック・スーパー・クリーチャーは強力でしたが、特定のクリーチャーを複数体揃えて自分のターンを迎えるという手間をかけなくとも勝つ手段はいくらでもあるわけです。
事実、TCG版では表面の単体での運用がほとんどでした。
覚醒リンクで使われたのは「勝利シリーズ」と呼ばれるサイキック・クリーチャー達でしたね。
表面の汎用性が高く、かつ3体揃って即リンクできる「V覚醒リンク」を有していました。
(裏面なんて飾りです!偉い人にはそれが分からんのです!)
ただ、デュエプレではゴッド・カードがそうであったようにリンク後がきちんと活躍するようなカードデザインにしてくると思います。
ゴッド・カードの仕様を準用するならば、超次元ゾーンから《ガイアール・カイザー》をバトルゾーンに出した後、それをタッチすると《ブースト・グレンオー》、《ドラゴニック・ピッピー》を呼び出すことができて3体そろったらリンクするとかですかね。
ただ、TCG版の仕様であっても《ドラゴニック・ピッピー》のようなほぼ覚醒リンク専用のカードに汎用性の高いメタ能力をつければ積極的に採用する理由になるのではないでしょうか。
それでも、覚醒リンクのタイミングはV覚醒リンクと同じにしないと環境で活躍するのは厳しそうですが……。
ビクトリーは生成DMポイントがスーパーレアよりもさらに割高になりそうですね。
カードのネーミングは……《ドンドン吸い込むナウ》や《鬼神!ヴァルボーグなう》とかが印象深いです。
(前者はこの時期の環境に必須のカードとなりました)
特にデュエプレしか知らない人はデュエプレ環境で活躍した《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》や《超新星DEATH・ドラゲリオン》がそれぞれ《レッド・ABYTHEN・カイザー》、《ブラック・WILLOW・カイザー》という名前でリメイクされたのを知ったら割とショックを受けるかもしれません。
Before
After?
収録カード予想~ビクトリー編~
ガイアール・カイザー
ガイアール・カイザー VIC 火文明 (8) |
サイキック・クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター 6000 |
スピードアタッカー |
W・ブレイカー |
自分のシールドがブレイクされる時、そのシールドを見る。それを手札に加えるかわりに自分の墓地に置いてもよい。そうしたら、こうして墓地に置いたカードのいずれかと同じコストのハンター・サイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンから出す。 |
エピソード1初のビクトリー。
我らが2代目主人公の切札勝太の切り札です。
スピードアタッカーを持つW・ブレイカーのサイキック・クリーチャーとなります。
他にも、シールドがブレイクされた時にそのカードを捨てればそのコストと同じサイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出す効果もありますが、それはどっちかというとおまけですね。
やはり、このカードの真価は5マナの《超次元シューティング・ホール》からブロッカーを破壊しながら登場し、即座に2打点を叩き込むことができる点です。
リンク先は、《ブーストグレンオー》と《ドラゴニック・ピッピー》です。
ブーストグレンオー
ブーストグレンオー UC 火文明 (5) |
サイキック・クリーチャー:フレイム・モンスター/ハンター 3000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体破壊する。 |
ドラゴニック・ピッピー
ドラゴニック・ピッピー UC 火文明 (3) |
サイキック・クリーチャー:ファイアー・バード/ハンター 2000+ |
覚醒リンク:自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の《ガイアール・カイザー》と《ブーストグレンオー》があれば、そのクリーチャーとこのクリーチャーをすべて裏返しリンクさせる。 |
ハンティング |
除去能力をもつ前者はともかく、後者は基本的には超次元の枠潰しです。
そして、3体がリンクすると《激竜王ガイアール・オウ・ドラゴン》となります。
激竜王ガイアール・オウ・ドラゴン
激竜王ガイアール・オウドラゴン VIC 火文明 (24) |
サイキック・スーパー・クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/ハンター 25000 |
ワールド・ブレイカー |
このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーをすべて破壊する。 |
リンク解除 |
攻撃時に自身よりもパワーの小さい相手クリーチャーを全て破壊する能力を持つワールド・ブレイカーです。
バトルゾーンに降臨すればほぼ勝ちなのは確かですが、指定のクリーチャーを3体そろえて自分のターンのはじめを迎える手間がやはり重いですね。
ゴッド・カードの例を見るに《ブーストグレンオー》と《ドラゴニック・ピッピー》は《ガイアール・カイザー》とセットになっているものと思われます。
また、デュエプレではサイキック・クリーチャーは超次元呪文に付属するので、《ガイアール・カイザー》は《超次元ガイアール・ホール》についてくるでしょう。
超次元ガイアール・ホール
超次元ガイアール・ホール R 火文明 (6) |
呪文 |
自分の超次元ゾーンから火のサイキック・クリーチャーを、コストの合計が8以下になるように2体まで選び、バトルゾーンに出す。 |
ガロウズ・セブ・カイザー
ガロウズ・セブ・カイザー VIC 水文明 (6) |
サイキック・クリーチャー:サイバー・コマンド/エイリアン 6000 |
相手のクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引いてもよい。 |
W・ブレイカー |
こちらは勝太のライバルであるオンセンが使用するビクトリー。
相手の攻撃に応じてドローができるという能力をもっていますが《ガイアール・カイザー》に比べると地味な印象です。
デュエプレだと現代デュエマよろしく高レアカードに複数能力がつくので、このカードにももう1つか2つくらい能力がつきそうですね。
リンク先は《ハイドラ・ギル・ザウルス》と《竜骨なる者ザビ・リゲル》です。
ハイドラ・ギル・ザウルス
ハイドラ・ギルザウルス UC 火文明 (5) |
サイキック・クリーチャー:ロック・ビースト/エイリアン 5000 |
相手がコストを支払わずにクリーチャーを召喚した時または呪文を唱えた時、相手はカードを1枚、自身のマナゾーンから選んで墓地に置く。 |
竜骨なる者ザビ・リゲル
竜骨なる者ザビ・リゲル UC 闇文明 (4) |
サイキック・クリーチャー:リビング・デッド/エイリアン 3000 |
自分のエイリアンが相手の呪文によって破壊された場合、相手は自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。 |
自分のエイリアンのパワーが相手の呪文によって0以下に減らされた場合、相手は自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。 |
覚醒リンク−自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の《ガロウズ・セブ・カイザー》と《ハイドラ・ギルザウルス》があれば、そのクリーチャーとこのクリーチャーをすべて裏返しリンクさせる。 |
《ハイドラ・ギル・ザウルス》は相手がノーコストの召喚や詠唱をしたら相手のマナを破壊します。
《竜骨なる者ザビ・リゲル》は自軍のエイリアンが呪文で除去された際に相手のクリーチャーを破壊することで間接的に覚醒リンクを妨害されにくくできます。
3体がリンクすると《死海竜ガロウズ・デビル・ドラゴン》になります。
死海竜ガロウズ・デビルドラゴン
死海竜ガロウズ・デビルドラゴン VIC 水/闇/火文明 (24) |
サイキック・スーパー・クリーチャー:デビル・コマンド・ドラゴン/エイリアン 12000 |
相手プレイヤーはコストを支払わずにクリーチャーを召喚したり呪文を唱えたりできない。 |
このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにあるクリーチャーを2体まで選び、持ち主の手札に戻してもよい。 |
T・ブレイカー |
リンク解除 |
相手のノーコストの召喚と詠唱を封じつつ、攻撃時にバトルゾーンのクリーチャーを2体手札に戻します。
《激竜王ガイアール・オウ・ドラゴン》と比べると派手さはないもののThe・堅実といった具合です。
しかし、リンクさせる手間に見合うとはあまり思えませんね。
実際、3体の中ではS・トリガー等の妨害を行える《ハイドラ・ギル・ザウルス》がビート系のデッキで活躍していた記憶があります。
この3体は《超次元ガロウズ・ホール》に付属するものと思いますが《超次元ガロウズ・ホール》は火文明のクリーチャーは呼び出し対象じゃないのが気がかりですね。
(おそらく、《ハイドラ・ギル・ザウルス》も呼び出せるようにするのでしょうが……)
超次元ガロウズ・ホール
超次元ガロウズ・ホール UC 水文明 (6) |
呪文 |
サイキックではないクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。 |
水または闇のコスト7以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンから出す。 |
(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自信の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す。) |
また、こちらには《オンセン・無敵タイム》というドローソースと《ガロウズ・セブ・カイザー》への除去の無効化を兼ねる専用サポートカードもありました。
《ガロウズ・セブ・カイザー》のドロー能力はこの《オンセン・無敵タイム》を手札に引き込むためという側面もあります。
こちらはデュエプレに登場するとしたら3体リンク全てが対象になる強化がありそうです。
(そもそも登場するのか問題は置いといて……)
ヴォルグ・サンダー
ヴォルグ・サンダー VIC 闇文明 (6) |
サイキック・クリーチャー:デーモン・コマンド/ハンター 7000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、プレイヤーを一人選ぶ。そのプレイヤーは、自身の山札の上から、クリーチャーが2体出るまでカードを墓地に置く。 |
勝太が扱う2枚目のビクトリー。
登場時に自分か相手の山札から2枚クリーチャーが出るまで山札を墓地に置かせるという能力を持っています。
自身に対しては墓地肥やし、そして、相手に対してはライブラリアウトの促進となる能力です。
このカードの能力はこの時期に流行していた超次元コントロールへのメタ能力としてデザインされました。
デュエプレでも超次元デッキが流行していますが、果たしてその抑止力として山札破壊が採用されるのかは疑問です。
デュエプレでは相手の山札切れを促進させるカードはほとんど存在していないのでお手軽山札破壊が実装されないのではないかと思っています。
リンク後の《雷獣ヴォルグ・ティーガー》がリアニメイト能力を持つので、それの手助けとなる自分への墓地肥やしだけ残して山札破壊はオミットされるのではないでしょうか。
リンク先の相方は《サンダー・ティーガー》です。
サンダー・ティーガー
サンダー・ティーガー UC 闇文明 (5) |
サイキック・クリーチャー:デーモン・コマンド/ハンター 3000 |
このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーは-2000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される) |
覚醒リンク:自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の《ヴォルグ・サンダー》があれば、そのクリーチャーとこのクリーチャーを裏返しリンクさせる。 |
こちらもバトルゾーンに出た時に相手クリーチャーのパワー低下能力で堅実に活躍していましたね。
リンク後は《雷獣ヴォルグ・ティーガー》となります。
雷獣ヴォルグ・ティーガー
雷獣ヴォルグ・ティーガー VIC 闇文明 (12) |
サイキック・スーパー・クリーチャー:デーモン・コマンド/ハンター 11000 |
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする) |
このクリーチャーが攻撃する時、相手の手札を見ないで1枚選び、捨てさせる。その後、その捨てたカードよりコストが小さいクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。 |
リンク解除(このクリーチャーが離れる時、そのサイキック・セルのいずれか1枚を選んで超次元ゾーンに戻し、残りのカードを裏返す) |
攻撃時に相手の手札を捨てさせ、そのコストより小さいクリーチャーを自分の墓地からバトルゾーンに出します。
手札破壊できないとリアニメイトできないという相手依存な点からリンク後はあまり使われませんでした。
さらに、追い打ちをかけるようにTCG版では《ヴォルグ・サンダー》がプレミアム殿堂し、通常使用では覚醒リンクは不可能になってしまいました。
この点は最近《勝利のヴォルグ・サンダー》という《ヴォルグ・サンダー》の代わりが登場したことで解消されましたね。
《ヴォルグ・サンダー》と《サンダー・ティーガー》はおそらく《超次元ライデン・ホール》に付属することになると思います。
超次元ライデン・ホール
超次元ライデン・ホール C 闇文明 (6) |
呪文 |
コスト6以下の闇のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。 |
自分の、サイキック・クリーチャー以外のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、コスト5以下の闇のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す |
まぁ、《ヴォルグ・サンダー》は《復活の祈祷師ザビ・ミラ》から複数体出して山札を粉砕するのが真骨頂だったんですけどね。
デュエプレでは果たしてそれが実現できるのか……。
まとめ
デュエプレ第16弾で登場すると思われるビクトリーの紹介は以上になります。
次回はスーパーレア等の目ぼしいカードの紹介を行っていきたいと思います。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ではでは(≧∇≦)ノ
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