2023年1月12日、デュエル・マスターズプレイス公式チャンネルにて第18弾「ゴールデン・ビクトリー -天頂開戦-」のティザームービーが公開され、ビクトリーとスーパーレアの詳細情報も判明しつつありますね。
今回は最新弾のビクトリーをTCG版とも比較しつつ紹介していきたいと考えています。
一応、少し前の記事で予想記事も出してますのでそちらも併せてどうぞ!
ビクトリー
勝利宣言 鬼丸「覇」
TCG版からの変更点
・追加ターン時にはガチンコ・ジャッジが発動しないように弱体化。
みんなのトラウマ
攻撃時にガチンコ・ジャッジを行い、勝てば追加ターンを得られるというまさに切り札!
スピードアタッカーももっているのでバトルゾーンに出してすぐにガチンコ・ジャッジを行うことができます。
TCG版では登場してすぐに大暴れし、殿堂入りに指定されました。
デュエプレでは追加ターン時にはガチンコ・ジャッジが発動しないようになりました。
なので、TCG版のように追加ターンごとにガチンコ・ジャッジに勝利して「ずっと、俺のターン!」という悪夢は起こりません。
ただ、追加ターンでなければ複数回ガチンコ・ジャッジを発動して勝てば追加ターンを獲得できますので《勝利宣言 鬼丸「覇」》で何回も攻撃することができれば連続エクストラターンも夢ではありません。
現実的な方法としては、《超天星バルガライゾウ》や《エンペラー・キリコ》で《勝利宣言 鬼丸「覇」》を複数体投げつけることですかね。
しかし、1回でも追加ターンを獲得できれば戦局は大いに有利になりますので、本質的な部分では弱体化していないと言っても過言ではないでしょう。
コスト踏み倒しの方法としても、《ミラクルとミステリーの扉》はないものの、《ホーガン・ブラスター》(と《ホーガン・ブラスター》の補助としての《ポジトロン・サイン》)は健在ですし、TCG版では共演しえなかった《母なる大地》もあります。
はたして、《勝利宣言 鬼丸「覇」》はデュエプレでも意気揚々と「勝利宣言」してくれるのか今からでも非常に待ち遠しいですね!
「俺」の頂 ライオネル
TCG版からの変更点・シールド枚数が10枚以上ならば、シールド追加できなくなった。
・手札に戻すシールドの選び方。
変更前)相手に選ばせる
変更後)ランダム
・シールドの中身を見てから手札に加えるか選択できるようになった。
TCG版では初の通常クリーチャーのビクトリー……だったのですが、デュエプレではその座は《天下統一シャチホコ・カイザー》にとられてしまいました。
しかし、無色カード初のビクトリーとなっています。
(無色カードが登場したのが《「俺」の頂 ライオネル》と同じ弾とは言ってはいけない)
自身の効果で自分のシールド全てに「S・トリガー」を与えます。
さらに、ゼニス特有の召喚時効果でシールドを手札に加えることができ、その加えたカードもS・トリガーとして使用することができますね。
TCG版からの変更点としてはシールドが9枚以下の時しかシールド追加ができなくなりましたが、デュエプレのルール上、シールドを11枚以上にできないためこの条件はあって無いようなものです。
また、手札に戻すシールドの中身はTCG版では手札に加えてはじめて分かりましたが、デュエプレでは中身を確認してから手札に加えるかどうか選択できるようになりました。
なので、相手のクリーチャーがいない時に《デーモン・ハンド》を手札に加えてしまうといった事故を防ぐことができます。
この変更は地味に大きいと思いますね。
スーパーレア(無色)
「智」の頂 レディオ・ローゼス
TCG版からの変更点
・ドローと手札破壊の順番の変更
変更前)ドロー⇒手札破壊
変更後)手札破壊⇒ドロー
・手札破壊がランダム選択へと強化
・ドロー枚数の選択不可(0枚か5枚のみ)
召喚時効果で手札破壊とドローを同時に行い、手札の枚数差を大きく引き離すことができるゼニスです。
TCG版では「ターボゼニス」デッキの一番槍として活躍していました。
デュエプレではドローと手札破壊の順番が逆となり、また、手札破壊はランダム選択となる強化を受けました。
しかし、10マナ溜まっていることには相手の手札が5枚以下の事が多いため、そこまで大きな強化では無いように思います。
一方で、ドローは5枚ドローするか全く引かないかのオールオアナッシング方式となる弱体化を受けました。
(TCG版では1~4枚ドローすることを選ぶこともできました)
先に収録された《サイバー・A・アイアンズ》もドロー枚数を選べなくなったので仕方のない措置なのかもしれません。
一応、《サイバー・A・アイアンズ》とは異なりドローしないという選択肢があるだけましとも言えます。
「祝」の頂 ウェディング
TCG版からの変更点
・召喚時効果のシールド送りは《「祝」の頂 ウェディング》は対象外
召喚時効果で相手のバトルゾーンと手札から合計4枚をシールドに封じ込め、さらに、シールド焼却で相手の反撃を許さないゼニスのフィニッシャーです。
TCG版では《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》がエピソード2の時点でプレミアム殿堂(使用禁止)だったため、《「祝」の頂 ウェディング》が唯一のT・ブレイカーのシールド焼却もちでしたね。
デュエプレでは相手のバトルゾーンの《「祝」の頂 ウェディング》が召喚時のシールド送り効果の対象外となる調整を受けました。
TCG版での「ターボゼニス」のミラーマッチでは互いに延々と《「祝」の頂 ウェディング》を投げ合うという光景が散見されたので、それを防ぐための措置だと思われます。
ただ、「バトルゾーン」の《「祝」の頂 ウェディング》が対象外なだけなので、先に召喚で《「祝」の頂 ウェディング》を出してしまえば、相手の手札にある《「祝」の頂 ウェディング》をシールドに封じ込めることが可能です。
細かな調整はされたものの本質的な部分は変わっていないので、TCG版同様環境で大暴れするカードになると思います。
スーパーレア(無色以外)
偽りの名 オレオレ・ライオネル
TCG版からの変更点
・攻撃時だけでなく破壊時にもガチンコ・ジャッジ効果が発動
新能力「ガチンコ・ジャッジ」で勝てば山札からブロッカーを踏み倒すことができるエンジェル・コマンドです。
自身も光のブロッカーなので効果の対象内であり、また、当然のごとく《ヘブンズ・ゲート》で踏み倒すこともできます。
デュエプレでは攻撃時だけでなく破壊時にもガチンコ・ジャッジ効果が発動するように強化されました。
なので、《偽りの名 オレオレ・ライオネル》が破壊されても山札から代わりの《偽りの名 オレオレ・ライオネル》が躍り出るという展開もあり得るようになりました。
ブロッカーを踏み倒すには「ガチンコ・ジャッジ」に勝つ必要がありますが、大型ブロッカーを踏み倒すことを想定するとデッキ内のカードのコストが大きくなるので必然的に「ガチンコ・ジャッジ」に勝ちやすくなります。
なお、《偽りの名 オレオレ・ライオネル》の効果で《「俺」の頂 ライオネル》を山札から踏み倒すこともできますが、召喚ではないので《「俺」の頂 ライオネル》の召喚時効果は発動しません。
偽りの名 ハングリー・エレガンス
TCG版からの変更点
・条件付きのコスト軽減能力を獲得。
・相手ドロー時のマナ加速は強制化かつ自身の山札の枚数が10枚以上という条件が付与。
相手のドローに応じたマナ加速能力をもち、さらに、マナゾーンからアンノウンを召喚可能にするジャイアント/アンノウンとなります。
相手のターン開始時のドローで1マナ加速できるので、返しのターンに除去されたとしても最低限の仕事をこなすことができます。
デュエプレではキーワード能力の「マナ爆誕」を除く、初のマナ召喚もちのクリーチャーですね。
デュエプレではマナゾーンにアンノウンが3枚以上あればコストが2軽減される強化を受けました。
相手のドローに応じたマナ加速効果をもつことから、コスト軽減効果を利用して早めに出したいところですが、そう都合よくマナゾーンにアンノウンが3枚埋まるかどうかは微妙なところ。
肝心のマナ加速効果は強制化したものの山札切れに陥らないように自身の山札の枚数が10枚以上で発動という条件が付きました。
ただ、TCG版ではもともと任意効果だったので実質的には弱体化と言えます。
味頭領ドン・グリル
TCG版からの変更点
・レアリティがベリーレアからスーパーレアに昇格。
・自身よりもパワーの小さいクリーチャーに対するブロックされない効果を獲得。
2本の槍、受け止められるかなぁ!?(幻聴)
4体のワイルド・ベジーズが場にいればG・0でコストを支払わずにバトルゾーンに出すことができます。
デュエプレでは種族違いの同じG・0条件で大暴れして弱体化された《クリスタル・ツヴァイランサー》が脳裏に浮かびますが、TCG版ではG・0で複数体場に出せる進化クリーチャーはこの《味頭領ドン・グリル》が元祖でした。
さらに、デュエプレでは《クリスタル・ツヴァイランサー》よろしく《味頭領ドン・グリル》よりもパワーが小さいクリーチャーにブロックされなくなる能力を得ました。
《クリスタル・ツヴァイランサー》とは異なり、水のドローサポートが無いことが気になる点ですが、そこはワイルド・ベジーズ特有のサーチ能力やマナゾーンを介したゾーン移動能力で補えるのではないでしょうか?
打点が2打点であることや素のパワーが控えめな点も同時に登場するであろうアタック・チャンス呪文《千切秘伝ワイルド・ベジタブル》でカバーできると思います。
また、素のコストが5と控えめなのでG・0を達成できなくても無理なくバトルゾーンに出せるのも強みですね。
アクア・インテリジェンス 3rd G
TCG版からの変更点
・攻撃時だけでなくバトルゾーンに出た時にもガチンコ・ジャッジ効果が発動。
・手札に戻すクリーチャーはアンタップしているクリーチャーのみに弱体化。
以前の第18弾収録カード予想でも紹介したガチンコ・ジャッジサポートのリキッド・ピープルです。
ガチンコ・ジャッジでの相手クリーチャーの手札戻しに加え、ガチンコ・ジャッジで見せるカードのコストを3多くして自軍がガチンコ・ジャッジに勝ちやすくする効果をもっています。
デュエプレでは自前のガチンコ・ジャッジでの手札戻し効果がバトルゾーンに出た時にも発動するようになりました。
しかし、手札に戻す相手クリーチャーはアンタップクリーチャーのみへと弱体化されてしまうことに……。
特に環境で大活躍していたわけでもないのになぜ……?
デュエプレ研究所#44で水と自然のガチンコ・ジャッジデッキが紹介されていたので、ガチンコ・ジャッジの勝率を上げるために1、2枚忍ばせてみるのも良いかもしれません。
ただ、その場合自身のコストが少し重めなのが気になるところですが……。
黒神龍ダンチガイ・ファンキガイ
TCG版からの変更点
・攻撃時だけでなくバトルゾーンに出た時にもガチンコ・ジャッジ効果が発動。
ガチンコ・ジャッジを行って勝てば墓地から進化でないドラゴン・ゾンビを1体バトルゾーンに出せるドラゴン・ゾンビです。
墓地から出せるのはドラゴン・ゾンビ限定ですが、《魔龍バベルギヌス》を嚙ませれば種族無制限に蘇生させることができます。
同弾収録のアタック・チャンス呪文《邪龍秘伝ドラゴン・ボーン》も含め、《魔龍バベルギヌス》と組み合わせて使いたいところです。
しかし、《魔龍バベルギヌス》は19弾実装と同時にND落ちしてしまうので、ND環境で共演できるのは2か月ほどですが……。
デュエプレではガチンコ・ジャッジでの蘇生効果がバトルゾーンに出した時にも発動するようになりました。
ちょうど、《アクア・インテリジェンス 3rd G》の上方修正と同じような感じですね。
一応、ハンターでもあるので、《ドラゴンフレンド・カチュア》で呼び出して2回ガチンコ・ジャッジ効果を発動させることもできます。
ただ、蘇生先のドラゴン・ゾンビにガチンコ・ジャッジに勝ってまで呼び出したいメンツがいるかは微妙なところ。
同弾収録の重量級ドラゴン・ゾンビの《偽りの名 ヤバスギル・スキル》も強力ですが、他にも呼び出して嬉しい未進化ドラゴン・ゾンビがデュエプレオリジナルカードで登場することを期待したいですね!
ボルメテウス・ブラック・ドラゴン
TCG版からの変更点
・特になし
悪魔と取引をして闇の力を得た《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》。
昨年のデュエプレ3周年記念動画の最後に「ボルメテウス」が何らかの形でリメイクされるとの匂わせがあったので、今回の《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》の収録はその一環のようですね。
元の《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》と比較するとコストとパワーが上昇し、出た時効果で相手クリーチャーを1体破壊できます。
同弾収録の《ボルメテウス・リターンズ》(「ボルメテウス」を蘇生&スピードアタッカー化)を利用すれば、6マナで相手のクリーチャーを排除しつつ2枚のシールド焼却を叩き込むことができます。
また、《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》が発表されたのと同日に「ボルメテウスコントロール」と相性が良いカードが次々と第18弾に実装されるとの発表がありました。
これで《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》や《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》を投入した「ボルメテウスコントロール」を作成して欲しいということでしょうか……。
ただ、「ボルメテウスコントロール」のコンセプトであるバトルゾーンと手札を枯らして、シールド焼却でジワジワと詰めるというのが同弾の《「祝」の頂 ウェディング》1枚で達成できるのが気がかりなところです。
《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》を使う際には「それ、ウェディングでよくね?」と言われないようなデッキ構築を行いたいものですね。
(そもそも、コンセプトが被っているカードを同じ弾に無理に収録する必要は無かったのでは?)
シークレットスーパーレア
ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン
帰ってきたボルメテウス。
昨年の3周年動画で告知されていた「ボルメテウス」リバイバルに合わせた収録ですね。
ただ、シークレット版のみ収録という事で、他の通常スーパーレアのように簡単には当たらないと思われます。
これは《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》をNDで使用可能にする措置なのでしょう。
《希望と勝利の伝説》や《ボルメテウス・ホワイト・フレア》といった《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》と一緒に使って嬉しいカードが同弾に一緒に収録されています。
しかし、収録候補が多いエピソード2の枠を取ってまでわざわざする事なのかは正直疑問です。
「鬼丸」の相棒である《鬼無双 カイザー「勝」》もビクトリーから降格どころか収録されないという仕打ちを受けましたし、力を入れるところが明らかに異なっているような気がしますね……。
ちなみに、TCG版のエピソード2ではシークレットオンリーで収録されたカードが存在しましたので、《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》のシークレット再録はそのオマージュなのかもしれません。
第18弾ビクトリー&スーパーレア紹介のまとめ
以上が、第18弾「ゴールデン・ビクトリー -天頂開戦-」で実装されるビクトリーとスーパーレアの紹介となります。
ビクトリーやスーパーレアで実装されているカードはコスト7以上の大型クリーチャーが多く、改めてエピソード2が重量級カードがフィーチャーされたシリーズだったことが思い返されますね。
今回紹介したカードが実際の環境でどう活躍するのかが楽しみですね。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ではでは(≧∇≦)ノ
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引用元:
・デュエル・マスターズプレイス公式Twitter
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