2023年6月28日(水)に新たな「スーパービクトリーデッキ2023」の「激震の鬼ドラゴン」と「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」が実装されました。
「激震の鬼ドラゴン」が連ドラ(ドラゴンを次々とタダ出しすることの俗称)戦略のデッキで、「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」がゴッド主体のコントロールデッキですね。
「スーパービクトリーデッキ2023」は2022年12月にも「燃えよ紅蓮のガイアール」と「咆えろ漆黒のガロウズ」の2種類が実装されていましたが、それから半年経って新たなラインナップが追加されたわけです。
また、新しく『デュエル・マスターズプレイス』(デュエプレ)を始めた方は好きな「スーパービクトリーデッキ2023」を1つ無償で手に入れることが可能です。
ただ、今からデュエプレを始める方にとってはそれぞれのスーパービクトリーデッキの特徴やどれが自分に合ったスーパービクトリーデッキなのかイマイチ分からない方もおられると思います。
この記事では「激震の鬼ドラゴン」と「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」無改造のデッキの強さ、デッキとカードの将来性という観点からそれぞれのスーパービクトリーデッキについて解説していきたいと思います。
この記事を読めば後悔しないスーパービクトリーデッキの選択が可能です。
この記事がおススメな方
・デュエプレを始めてみようという方でどのスーパービクトリーデッキを手に入れようか迷っている方。
「激震の鬼ドラゴン」&「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」
激震の鬼ドラゴン
「激震の鬼ドラゴン」の特徴
・マナブーストから「バルガ」系ドラゴンを場に出し「連ドラ」を決める。
ザ・ゴッド・サンクチュアリ
「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」の特徴
・《超絶究極神ゼンアク》を中心とした4文明のコントロールデッキ。
デッキの強さ(無改造)について
デッキの強さ(無改造)について
・「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」の方が強力。
結論から言うと、無改造のデッキどうしを比べるなら「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」の方が強いと思います。
どちらのデッキも無改造の状態で使用してみましたが、やはり、「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」の方が状況に応じてカードを使い分ける事が可能で安定性がある分勝率が高かったですね。
もちろん、「激震の鬼ドラゴン」も《竜星バルガライザー》のドラゴン捲りから《勝利宣言 鬼丸「覇」》につなげてそのまま追加ターンを獲得してそのまま勝利ということもあり得ます。
ただ、無改造の「激震の鬼ドラゴン」でそのよう動きはそうそう起こることはありません。
また、「激震の鬼ドラゴン」はマナブーストが続かなかったり、ドラゴンの召喚コスト軽減する《コッコ・ルピア》が除去されても苦しいですね。
S・トリガーも入っている枚数が少なく、ブロッカーも《黒神龍ゾルヴェール》程度しか無いため、もたついている間に相手クリーチャーに攻撃されて何もできないまま敗北……ということもざらにあります。
一応、「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」もマナに文明が揃わなかったり、手札に多色カードが固まって思うようにカードが使えないという事はありますが、それでもS・トリガーや軽量ブロッカーで何とか凌ぐことは可能です。
初心者向けなのはどっち?
初心者向けなのはどっち?
・「激震の鬼ドラゴン」の方が初心者向け
・「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」はある程度デュエマを知っている人向け
「スーパービクトリーデッキ2023」はデュエプレをはじめたばかりの方でも無償で1つ手に入るという事でどちらの方が初心者に合っているのか気になる方も多いと思います。
結論から言うと、「激震の鬼ドラゴン」の方が初心者向けのデッキとなっています。
やはり、序盤はマナブーストして後は《竜星バルガライザー》から連ドラをしたり《偽りの王 ヴィルヘルム》等の大型ドラゴンを出して相手を追い詰めていくというのが初心者にも飲み込みやすいと思います。
一方の「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」はコントロール系のデッキという事で状況に応じたカードを使用しなければ本領を発揮することができません。
また、「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」はコンセプトの《超絶究極神ゼンアク》をはじめとするゴッド・カードが2種類のうち1つを使用できたり、《神人類 ヨミ》が6種類のカードをゲーム外から使用できたりと40枚のデッキにも関わらず扱うカードの種類が多くなります。
よって、初心者にはおススメしにくいです。
ゴッド・カードで呼び出せるゴッド・クリーチャーとゲーム外から使用できるゴッド・ノヴァはいずれもTCG版のカードなのでTCG版をプレイしていたことがある方は「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」の方を選んでも良いかもしれません。
個々のカードの汎用性について
汎用性の高いレアリティが高いカード一覧
・「激震の鬼ドラゴン」
⇒《偽りの王 ヴィルヘルム》、《偽りの王 モーツァルト》、《勝利宣言 鬼丸「覇」》
・「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」
⇒《ドンドン吸い込むナウ》、《魂と記憶の盾》、《フェアリー・シャワー》、《反撃のサイレント・スパーク》、《サイバー・N・ワールド》
「スーパービクトリーデッキ2023」のカードを他の自作のデッキに流用しようと考えている方も多いはず。
それぞれのデッキに入っているレアリティがベリーレア以上で汎用性の高いカードは上に挙げたとおりとなります。
「激震の鬼ドラゴン」の方がスーパーレアで汎用性の高いカードが多いですね。
《偽りの王 ヴィルヘルム》、《偽りの王 モーツァルト》、《勝利宣言 鬼丸「覇」》はいずれもターボ系のデッキに流用できる大型クリーチャーです。
一方の「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」はベリーレアで汎用性の高いカードが目立ちます。
《ドンドン吸い込むナウ》、《フェアリー・シャワー》、《反撃のサイレント・スパーク》はコントロール系デッキのS・トリガー呪文として有用です。
《超絶究極神ゼンアク》は他のコントロール系デッキには流用できないの? という疑問があるかもしれませんが、最近のコントロールデッキは《超絶究極神ゼンアク》というかゴッド・カードがあまり入りません。
なので、「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」の汎用性の高いカード一覧には挙げていません。
デッキの将来性について
将来性が高いのはどっち?
・「激震の鬼ドラゴン」の方が将来性が高い
せっかく手に入る「スーパービクトリーデッキ」だからできるだけ長く使っていきたい!
そう思われる方も多いはずです。
今後のデュエプレの商品展開の予想から「激震の鬼ドラゴン」&「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」どちらが将来性が高いかを考えていきたいと思います。
結論から言うと「激震の鬼ドラゴン」の方が将来性が高いです。
やはり、ドラゴンとゴッドどちらがプッシュされる頻度が高いかと考えると圧倒的に前者ですね。
「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」はゴッドリバイバルの一環として実装されたわけですが、そういったイベントが無ければプッシュされないゴッドと黙っていても勝手にプッシュしてくれるドラゴン……将来性の差は明らかでしょう。
また、デュエプレでは現在エピソード3を取り扱っていますが、それが終了するとドラゴンプッシュのシリーズである「ドラゴン・サーガ」へと移行します。
デュエプレでは2023年の9月と11月に実装されそうです。
ドラゴン・サーガではドラグナーとドラグハートがフィーチャーされましたが、連ドラ強化のカードもポツポツと登場しましたね。
具体的には《龍世界 ドラゴ大王》や《地掘類蛇蝎目 ディグルピオン》などですね。
また、New Divisionで使用可能かという観点からも「激震の鬼ドラゴン」のほうが将来性が高いと考えます。
2024年以降も使用可能なカードでレアリティがスーパーレア以上のものを挙げると以下のとおりです。
2024年以降もNew Divisionで使用可能なスーパーレア以上のカード一覧
・「激震の鬼ドラゴン」
⇒《勝利宣言 鬼丸「覇」》、《偽りの王 ヴィルヘルム》、《偽りの王 モーツァルト》
・「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」
⇒《神人類 ヨミ》
「激震の鬼ドラゴン」は汎用性が高いカードとして挙げたカードが2024年以降もNew Divisionで使用可能です。
一方の「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」は2024年以降もNew Divisionで使用可能な高レアリティカードが《神人類 ヨミ》のみとなっています。
一応、《神人類 ヨミ》は2024年5月末まで使用可能ですが……。
ただ、2023年年末の再録の状況によっては変わる可能性もあります。
あと、「激震の鬼ドラゴン」と「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」の共通の注意点としては「スーパービクトリーデッキ2023」で新たに収録されたカードはNew Divisionでの使用可能期限が2023年12月末までという点です。
2022年6月実装のスーパーデッキで初登場した超次元呪文(+サイキック・クリーチャー)の使用期限について取り上げた(自作)デュエプレコラム動画。
興味があればぜひ見てみてください。
第1弾「スーパービクトリーデッキ2023」との比較
2022年12月末に実装された「燃えよ紅蓮のガイアール」と「咆えろ漆黒のガロウズ」はどうなの? という声もあるかもしれません。
スーパービクトリーデッキチケットでは「燃えよ紅蓮のガイアール」と「咆えろ漆黒のガロウズ」と引き換えることもできますね。
当ブログでも「燃えよ紅蓮のガイアール」と「咆えろ漆黒のガロウズ」の紹介記事を以前に投稿していました。
ただ、以下の理由で個人的にはあまりおススメしません。
「燃えよ紅蓮のガイアール」&「咆えろ漆黒のガロウズ」をおススメしない理由
・サイキック・クリーチャーのバリューが今後低下するため
・2023年末に全てのカードがNew Division落ちするため
サイキック・クリーチャーのバリューが今後低下するため
「燃えよ紅蓮のガイアール」と「咆えろ漆黒のガロウズ」の方がメインデッキの40枚のほかにサイキック・クリーチャーが付いてきてお得じゃん! と一見思うかもしれません。
実装当初は鳴り物入りでブイブイ言わせていたサイキック・クリーチャーも最近では《希望の親衛隊ファンク》や《暴走龍5000GT》といったサイキック・クリーチャー対策のカード(俗に言う「メタカード」)が実装されており逆風が吹いています。
また、ドラゴン・サーガにて同じく超次元ゾーンを使うカードとして「ドラグハート」も実装される予定です。
なので、どうしてもサイキック・クリーチャーのバリューの低下は避けられません。
2023年末に全てのカードがNew Division落ちするため
先ほど述べたとおり、「スーパービクトリーデッキ2023」で新録・再録されたカードは基本的に2023年12月末にNew Divisionで原則使用不可になります。
ただ、例外的に第18弾以降に収録されたカードは2024年以降も使用可能です。
「燃えよ紅蓮のガイアール」と「咆えろ漆黒のガロウズ」には第18弾以降のカードは入っていないため基本的に全てのカードが2023年12月末にNew Division落ちします。
再録の状況によっては2024年以降も使用可能になりますが、「燃えよ紅蓮のガイアール」と「咆えろ漆黒のガロウズ」はそれぞれハンターとエイリアンの種族デッキなので再録は望み薄ですね。
「激震の鬼ドラゴン」VS「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」徹底比較まとめ
以上が、「激震の鬼ドラゴン」VS「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」徹底比較となります。
せっかく一番初めに手に入る自分のデッキなのでなるべく自分に合ったものをゲットしたいと思うのが人情と言うもの。
この記事を読んで自分に合った「スーパービクトリーデッキ」を手に入れる判断材料にしていただければ幸いです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ではでは(≧∇≦)ノ
※ブログ記事に関するご意見・ご感想等がありましたらコメント欄に記載をお願いします。
サムネイル画像:
・「デュエル・マスターズプレイス」公式サイトバナー画像
・いらすとや
コメント