これまで4回にわたって私の印象に残ったフリーゲームを紹介させていただきました。
(そのうち1回はRPGツクール2000のサンプルゲームですが……)
今まで紹介してきたゲームはどれもジャンルはRPGでしたが、今回は毛色を変えてシミュレーションゲームを紹介したいと思います。
今回紹介するのは戦術級シミュレーションゲームの「艦隊戦線~大艦巨砲主義~」です。
この記事がおススメな方
・戦争系のシミュレーションゲームのフリーゲームを探している方。
・ミリタリー、特に軍艦に興味のある方。
概要
艦隊戦線~大艦巨砲主義~
タイトル | 艦隊戦線~大艦巨砲主義~ |
ジャンル | 戦術級シミュレーション |
作者 | Group VIJI |
クリア時間 | 4~5時間 |
備考 | 難易度選択可能(イージ、ノーマル) |
あらすじ
突如、艦隊司令に任命されたあなた。
艦隊を編成して、その采配で敵艦隊を殲滅するのだ!
(艦隊の編成って、艦隊司令自身がすることなんですかね……?)
登場人物
このゲームは硬派な戦術級シミュレーションゲームなので女の子に擬人化した艦船はもちろん登場しません。
その代わり、お世話係(兼説明係)の萌え? キャラは出てきます。
村咲あおい
プレイヤーのお世話係の女性。
国の名称が横文字なのに彼女の名前は日本風なのが気になるところ。
どんなゲーム?
艦船の調達
与えられた予算で早速艦隊を編成!
さてと、お品書きは……「はんぺん」、「ちくわ」、「だいこん」……間違えておでん屋に入っちまったか?
調達した艦船には好きな名前を付けることができます。
武蔵、大和、長門……など元がおでんの具材と分からないようなカッコいい艦名をつけましょう。
(艦船の名前を艦隊司令の一存で付けられるものなのかは知りません)
艦船に搭載する兵装も艦隊司令自らチョイスします。
艦船自体の性能も大事ですが、兵装の威力も戦局を左右しますね。
いざ、出撃!
艦船を調達したら、いざ決戦!
出撃艦の名前は自分のブログの宣伝も兼ねて「エボブロ」で統一。
えっ、沈んだら不吉じゃないかって? 撃沈しないように采配するから大丈夫だって!
実際の戦闘画面はこんな感じです。
最近のゲームにありがちなリアルな3Dモデルはありませんが、これぐらいの方がシンプルで遊びやすい気がします。
敵艦見ユ! 全艦、敵艦ニ対シ攻撃ヲ開始セヨ!
敵の旗艦(黄色の旗が立っている艦船)を撃沈すればステージクリアですが、艦船の撃沈数に応じて手に入る資金が増えるためなるべく全艦沈めたいところです。
敵艦隊殲滅完了!
敵軍の被害は最大限に、自軍の被害は最小限に、これ、戦争の基本。
そして、次の戦いへ……
戦いが終われば次の戦いへ(全く、人使いの荒い……)
章が進めば調達できる艦船の種類も増えます。
「艦隊戦線~大艦巨砲主義~」の魅力
「艦隊戦線~大艦巨砲主義~」の魅力は以下となります。
「艦隊戦線~大艦巨砲主義~」の魅力
・シンプルながら深い戦術性
・自分で好きなように艦隊を編成できる
シンプルながら深い戦術性
「艦隊戦線~大艦巨砲主義~」は艦隊を編成して海戦に挑むという極めてシンプルな流れとなっています。
「大艦巨砲主義」というからにはデカい艦船を揃えれば勝てると思いがちですが、当然のことながら巨大戦艦は調達の費用が大きいです。
そのため、巨大戦艦にこだわっていると満足に自軍の艦船をそろえられなくなります。
自軍の艦船の数は攻撃回数に直結しますし、艦船の数が少なければ敵の攻撃が一手に集中するので海戦に勝つのは難しいです。
(戦いは数だよ!兄貴!)
そのため、予算の少ない序盤ではあえて、安く調達できる艦船を選んで数を揃えるのも重要になってきます。
安価な艦船だと6隻揃えられるが、戦艦クラスを揃えるとたったの3隻しか用意できない!
艦数はそのまま攻撃回数となるので、これでは思うように攻撃できません。
また、海戦で勝利するには強力な兵装を装備させた艦船も大事ですが、補修艦や補給艦の存在も重要になってきます。
シナリオが進んでくると敵の艦船の耐久力も上昇し、また攻撃も激しくなります。
なので、補給艦と修理艦を使って火力を維持しつつ、味方艦の耐久を回復させていかなければ海戦を勝ち抜くのは難しいです。
シナリオを少し進めると調達できるようになる補給艦と修理艦。
補給艦と修理艦をいかに扱うかが艦隊司令としての采配の見せどころでもあります。
海戦においてはどのような兵装で敵艦を攻撃するかも大切です。
「艦隊戦線~大艦巨砲主義~」には以下の3種類の兵装があります。
「艦隊戦線~大艦巨砲主義~」での艦船の兵装
・主砲
⇒射程が広く、威力が大きいが外れることも多い。最大5回まで使用可能。
・砲
⇒射程と威力は主砲に劣るが、命中率が高く調達費用が安い。最大12回まで使用可能。
・魚雷
⇒威力は非常に大きいが、外れやすく1発しか使用できない。一発逆転用。
主砲や砲は同じ種類のものは同時に使用可能となっています。
(艦船に主砲を3門装備させていれば1回の主砲攻撃につき3連続で敵艦にダメージを与えられます)
なので、兵装を装備させる際は同じ種類のものを装備できるだけ装備させたいところです。
また、個々の艦にはそれぞれ「索敵」のパラメータが存在しており、索敵外の敵には攻撃できないようになっています。
敵も同条件なので敵艦の索敵外にいれば敵艦から攻撃されることもありません。
この索敵の要素を上手く活かすことが自軍の被害を抑えつつ、海戦に勝利するキーとなりますね。
自分で好きなように艦隊を編成できる
「艦隊戦線~大艦巨砲主義~」では艦隊司令自ら艦船を調達し艦隊を編成します。
さらに、調達した艦船には自分好みの名前を付けることも可能です。
戦争に勝つための道具とはいえ、自分で名前を付けて想定する海戦のスタイルに応じて兵装を装備させた艦船には愛着がわきます。
敵艦を撃破した艦船には撃破数が表示されるので、海戦で活躍した艦船は特別に思えたりしますね。
敵艦を撃破した艦船には撃破数が加算されます。
撃破数が多い艦船は自然と愛着が湧きますね!
ただ、花よ蝶よと大切にしていた艦船であっても敵艦の魚雷攻撃がクリティカルヒットすれば簡単に沈んでしまいますが……。
(悲しいけどこれ、戦争なのよね)
艦船には撃破数に応じた能力ボーナスが付与されるらしいのですが、正直、あまり強化された実感がわきません。
ゲームを効率的に進めることを考えると古い艦船を大切に扱うよりも最新の艦船に乗り換えていく方が良いような気がします。
撃破数が多い艦船は売却時にも高く売れますしね。
『艦隊戦線~大艦巨砲主義~』紹介まとめ
以上が『艦隊戦線~大艦巨砲主義~』の紹介となります。
このゲームに出会ったのは、私がちょうど小学生ぐらいの時でした。
当時は何とか最終章までたどりついたものの、最後のステージをどうしてもクリアすることができませんでしたね。
そのまま、この『艦隊戦線~大艦巨砲主義~』の事は記憶の彼方に忘れ去っていたのですが、某艦船擬人化ゲームが流行したときにふと、こんなゲームあったなぁ……と思い出しました。
その後、色々と探していると偶然発見!
十数年来のプレイでは何とか最後のステージをクリアすることができましたね。
ゲーム自体はシンプルですが、いかに効率よく敵艦を沈めるかやどうすれば自軍の艦船がやられないかといったことなど頭をひねる箇所は割とあります。
ぜひ「艦隊戦線~大艦巨砲主義~」をプレイして皆さんの采配で海戦を勝利に導きましょう!
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ではでは(≧∇≦)ノ
次回記事(閲覧注意):
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画像引用元:『艦隊戦線~大艦巨砲主義~』本編
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・いらすとや
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