以前に当ブログで『レミュオールの錬金術師』というフリーゲームを紹介しました。
小売店を題材とした経営シミュレーションゲームですね。
ただ、「俺(私)は一小売店の店主で終わるような人間じゃないんだ!もっと、複数店舗を有する大企業を経営してみたい!」と思っておられる方もいるかもしれません。
そんな、あなたにおススメしたい『RPGツクール2000』製の経営シミュレーションゲームを紹介したいと思います。
今回紹介するのは『ありがとう!ワタシの経営』。
現実の企業経営に近い経営シミュレーションゲームとなっています。
ただ……。
企業は企業でも「ブラック企業」だがなぁ!
この記事がおススメな方
・フリーゲームの企業経営シミュレーションゲームを探している方。
この記事を注意して読んだ方が良い方
・ブラック企業にトラウマのある方。
概要
ありがとう!ワタシの経営
タイトル | ありがとう!ワタシの経営 |
ジャンル | 経営シミュレーションゲーム |
作者 | SEP(敬称略) |
クリア時間 | 30分~1時間程度 |
備考 | 『RPGツクール2000』RTPのインストールが必要 |
以下が『ありがとう!ワタシの経営』をプレイするのに必要な『RPGツクール2000』のRTP(ランタイムパッケージ)のリンクとなります。
あらすじ
「ワタシたちが一番ワタシたちらしくいられる社会を創りたい」そんな理想を掲げ、市場経済の荒波にのりだしたあなた。
「ハイパーグロスカンパニー」の称号を得るべく業界1位の売上を目指しましょう!
えっ、そんなの無理だって……無理というのはね嘘吐きの言葉なんですよ!
登場人物
ワタリ シン(プレイヤー)
理想を掲げて「ワタシグループ」を設立した経営者。
「ワタリ シン」を略して「ワタシ」なんですね。
あれ、どこかで聞いたことがあるような……。
妖精さん(名前不明)
プレイヤーの経営を画面左下からサポートしてくれるしがない妖精。
初心者に対しても的確にアドバイスしてくれる。
割と毒舌なところも……。
他にも頼りになる仲間(社員)がたくさん登場します。
「ありがとう」の気持ちをもって仲間に働いてもらいましょう!
どんなゲーム?
ゲームの流れとしてはとても簡単。
素材を仕入れて付加価値を付けた商品をお客様に提供します。
商品を作るにも肉、魚、そしてアルコールといった素材が必要。
本物以外……何か不穏な言葉がありますが、気にせずジャンジャン素材を仕入れていきましょう!
地下で素材を消費して商品を作成します。
最初はアルコール飲料しか作成できませんが、メニューを開発すると作成できる商品のバラエティが増えます。
何か倒れている人や怪しげな魔法陣がありますが……気にしない!
商品を作成したり、素材を仕入れたり行動をするとその月は終了します。
月の終了時にその月の売上が発表されます。
また、月によっては社員の給料やボーナスの支払いがあるのである程度のキャッシュは残しておきましょう。
ある程度経営が軌道にのってきたら、出店数を増やしていきましょう。
出店数を増やせば増やすほど売上はあがります。
(もちろん、社員に払う給料は増加しますが……)
……というか店を増やさないと売上800000G達成はかなり厳しい!
社員の忠誠心管理も『ありがとう!ワタシの経営』では大切になります(方法については後述)
忠誠心管理を怠るとバカッターの炎上騒動が起こることに……。
……というか、バカッターが流行ったのってちょうど10年前くらいでしたね。
今も似たような炎上動画騒動が起こっていることを考えると歴史は繰り返すと言ったところでしょうか。
会社が大きくなってくると社長個人に対する献金が送られてくることもあります。
私は自身の実力で目標達成したいから受け取りませんが……。
もし、受け取ったらどうなるかは皆さんでプレイして確かめてみてください。
『ありがとう!ワタシの経営』の魅力
『ありがとう!ワタシの経営』の魅力は以下となります。
『ありがとう!ワタシの経営』の魅力
・手軽に企業経営が楽しめる
手軽に企業経営が楽しめる
『ありがとう!ワタシの経営』の一番の魅力はやはり約30分ほどで手軽に企業経営が楽しめることでしょう。
基本的にすることは素材を仕入れる⇒商品を作成⇒売上で店舗出店数を増加させるといったサイクルを繰り返して売上を伸ばしていきます。
24時間365日社員に頑張って働いてもらいましょう。
えっ、社員に休暇を与えるコマンドはどこにあるのかって……?
そんな物は無い!
休暇を与えないんだったら社員に不満が溜まるんじゃないかって。
現に、下記のような事を言う社員も出てきていますしね。
残業時間200時間……国民の関心度が高かった新型コロナウィルスのワクチン接種業務に従事していた自治体職員がそれぐらいの残業時間だったといわれていますが……。
定例的な飲食店の業務で残業時間が200時間になるって正直人員配置に大いに問題があるような気がします。
それを解消するのが「人財管理」です。
100枚夢作文研修。
文字通り社員に原稿用紙100枚分の夢作文を書かせます。
Q. どうしてそんなことをするのですか?
A. そこに夢があるからです。
「100枚夢作文研修」を行うとどれだけ社員の間に不満度が高まっていても不満度を0まで下げることが可能です。
「夢作文」恐るべし……。
社員からの反応も上々。
これからも定期的に続けていきたいところですね。
売上を伸ばすコツとしては以下のようなものがありますね。
『ありがとう!ワタシの経営』で売上を伸ばすコツ
・利潤が大きい商品を優先的に作成する
・季節に合った商品を用意する
利潤が大きい商品を優先的に作成する
売上高が大きい商品を優先的に作成するというのは以前に紹介した『レミュオールの錬金術師』にも当てはまったことですね。
販売金額からその商品を作成する素材と商品を作成するのに必要な代金を差し引いた額が利潤となりますが、やはり利潤が大きい商品を積極的に生産するのが売上を継続的に伸ばしていく近道となります。
また、商品のラインナップを少数に絞るのでなく、ある程度バラエティを持たせておいた方が売れる傾向にありますね。
季節に合った商品を用意する
『ありがとう!ワタシの経営』では季節ごとに売上が2倍となる商品が存在します。
春には「サワー」、夏には「ビール」、秋には「カルーアミルク」、冬には「日本酒」といった具合です。
いずれもアルコール飲料ですね。
ただ、季節の商品にこだわって作りすぎると在庫がだだ余りするので多めに作るにしてもある程度計画的に……。
企業経営に慣れてきたら出店数を増やしていきたいところです。
『ありがとう!ワタシの経営』ではRPGで薬草をまとめ買いするかのごとく、店を大人買いすることができます。
ある程度ゲームが進むと店舗を出店するための費用が増額されるためなるべく早めに店舗増設に着手したいところ。
また、5店舗増設するのも50店舗増設するのもどちらも1ターン消費となるため、店舗増設は一気にしてしまう方が時間効率上良いですね。
ただ、店舗の増設をしないまま、まとまった資金を用意するのは難しいです。
なので、どこかの段階で少しずつ店舗を増やしていくことになります。
店舗を増やしていくタイミングを見極めるのもプレイヤーの皆さんの経営手腕の見せ所ですね。
(同様の事は素材調達にも言えます)
また、イベントとして社会情勢の変化で特定の商品が販売禁止になったり、売上が振わなくなるといった事が起こったりします。
現実でも企業経営は社会活動ということで社会の影響をモロに受けるから仕方がない……。
場合によっては経営方針を変える必要性がでてくるかもしれません。
不況によって高級品の売上が振るわなくなるイベント。
苦しいですがこういう困難の中でこそ経営者の実力が問われますね。
『ありがとう!ワタシの経営』では他にも「ワタシファーム」設営、他事業買収、飛び込み営業、銀行……といった様々な要素があります。
ぜひ、プレイしていく中で色々試してみてください。
もし失敗してもゲームだからリセットすれば無問題(モーマンタイ)!
1プレイが30分程度なので上手くいかなくても気軽に遊びなおすことができます。
4月以外でセーブするのに手数料が必要となります。
そんなゲーム他に聞いたことがありませんが……。
『ありがとう!ワタシの経営』紹介まとめ
以上が『ありがとう!ワタシの経営』の紹介となります。
ブラック企業の経営かつブラックユーモアがゲーム内に散りばめられているということで二重の意味でブラックな作品となっています。
しかし、実際にプレイしてみるとこれが結構難しい……。
皆さんもぜひプレイしてみて目標の800,000G達成を目指してみてください!
以下が『ありがとう!ワタシの経営』をプレイするのに必要な『RPGツクール2000』のRTP(ランタイムパッケージ)のリンクとなります。
私が『ありがとう!ワタシの経営』を知ったのはニコニコ動画で某実況者のプレイ動画で知りました。
その時にプレイした際は割りとあっさり目標達成できたのように思うのですが、最近プレイし直してみるとなかなか上手くいかない……。
何度かプレイしてようやく達成することはできました。
死ぬ気で頑張って7年目のはじめに所持金のカンストである999999G達成!
やはり、無理というのは嘘吐きの言葉だったんですね……。
ちなみに、クリアの条件は7年目初頭に手持ちの資金として800000Gあることとなります。
つまり、6年目最後に社員の給料を差し引いた額面が800000G以上だとクリア、それ未満だとゲームオーバーですね。
ちょっとそこが分かりにくいかな……。
それにしても、ゲームの企業経営だと上手くいかなくても簡単にリセットできますが、現実だとそうはいきません。
そんな中で利潤を出して会社を大きくしている経営者の方は流石としか言いようがありませんね。
たとえ、それがブラック企業であっても……おっと、何でもありませんよ。
(ちなみに、このゲームの元ネタの某飲食店の某会長は『ありがとう!ワタシの経営』発表時には国会議員となっています)
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ではでは(≧∇≦)ノ
次回記事:
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画像引用元:『ありがとう!ワタシの経営』本編
サムネイル画像:
・いらすとや
・ぱくたそ
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