マナゾーンのカードは10枚、バトルゾーンには《青銅の鎧》が1体。
手札にある《母なる大地》でマナゾーンの切り札にアクセスできる。
オレのターン! ドロー!
《母なる大地》を発動!バトルゾーンの《青銅の鎧》をマナゾーンに置き、
マナゾーンからコスト11以下のクリーチャーをバトルゾーンに出す。
出すのはもちろん《「祝」の頂 ウェディング》!
ウェディング、出た時効果で相手の手札とクリーチャーをシールドに封じ込めろ!
無理です。
えっ……なんで?
私の出た時効果が発動するのは「召喚」でバトルゾーンに出した時のみ。
《母なる大地》でのマナゾーンからのタダ出しは「召喚」に該当しません。
- 《「祝」の頂 ウェディング》を《母なる大地》でマナゾーンからバトルゾーンにタダ出しした時に、《「祝」の頂 ウェディング》の出た時効果を発動させることはできますか?
-
いいえ、できません。
《「祝」の頂 ウェディング》の出た時効果は「召喚によってバトルゾーンに出た時」にのみ発動します。
《母なる大地》でマナゾーンからバトルゾーンに出す行為は召喚に該当しないので《「祝」の頂 ウェディング》の出た時効果は起動しません。
この記事がおススメな方
・「召喚」と「バトルゾーンに出す」の違いが知りたい方。
・「召喚」扱いでゼニスをタダ出しする裏技が気になる方。
「召喚」と「バトルゾーンに出す」の違い
まず、基本的なルールを押さえておきましょう。
デュエル・マスターズプレイスではクリーチャーをバトルゾーンに置く行為は以下の2つに分かれます。
デュエプレでのクリーチャーをバトルゾーンに置く行為の大別
・召喚する
・バトルゾーンに出す
前者の「召喚する」は普通にマナコストを支払って手札からクリーチャーをバトルゾーンに置くことが該当しますね。
(「マナ爆誕」はマナゾーンからコストを支払ってクリーチャーをバトルゾーンに置く行為となります)
後者の「バトルゾーンに出す」はコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに置く行為を指します。
以下がその例となります。
デュエプレでのクリーチャーを「バトルゾーンに出す」例
・《ヘブンズ・ゲート》での光の非進化ブロッカー2体タダ出し。
・《偽りの名オレオレ・ライオネル》のガチンコ・ジャッジ勝利時効果での山札からのタダ出し。
・超次元呪文でサイキック・クリーチャーを超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
ここで《「祝」の頂 ウェディング》(デュエプレ版)のテキストを再度見てみましょう。
召喚によってバトルゾーンに出た時、相手はバトルゾーンの《「祝」の頂 ウェディング》以外の自身のクリーチャー、または自身の手札から合計4枚選び、シールド化する。
《「祝」の頂 ウェディング》(デュエプレ版)のテキストより引用
次に《母なる大地》(デュエプレ版)のテキストも見てみます。
クリーチャー1体をその持ち主のマナゾーンに置いてもよい。そうした場合、そのマナゾーンから、その最大マナ以下のコストを持つ進化でないクリーチャー1枚をバトルゾーンに出す。
《母なる大地》(デュエプレ版)のテキストより引用
どこにも「召喚」というワードは入っていません。
つまり《母なる大地》でのタダ出しは召喚に該当しない、なので《母なる大地》で《「祝」の頂 ウェディング》をバトルゾーンに出しても《「祝」の頂 ウェディング》の召喚時効果は発動しないというわけですね。
第18弾ではゼニスと一緒に《先導の精霊ヨサコイ》や《キング・エイサー》などのゼニスのコストを大幅に軽減するクリーチャーも収録されています。
ゼニスのデザインとしてはタダ出しで出すのでなく、コストを支払って「召喚」としてバトルゾーンに出すというのを想定していることが分かりますね。
ちなみに、タダ出しでゼニスの召喚時効果が発動しないことはデュエプレ公式のFAQにも記載されておりますのでそちらもどうぞ。
(こちらの題材は《ホーガン・ブラスター》となっています。)
やだやだ、召喚扱いのタダ出しでゼニスを出したい!
まったく……デュエリストというのは我儘なものですね。
コストを支払わずに「召喚」する裏技
タダ出ししたい、でも、召喚扱いでゼニスを場に出したい!
そんな、欲張りなあなたのためにコスト踏み倒しで召喚できる方法もあります。
以下がその例となります。
コストを支払わずに召喚できる例
・《天運ゼニスクラッチ》での山札からのタダ出し。
・《天頂の精霊ワテライオ》の破壊時効果でのタダ出し(《「俺」の頂 ライオネル》限定)
・S・トリガーでバトルゾーンに出す。
数は少ないですが手段としてはいくつかあります。
特に1つ目と2つ目は第18弾でゼニスと一緒に収録されたカードでデザイナーズコンボとして想定されていますね。
また、3つ目のS・トリガーでバトルゾーンに出すのもコストを支払わずに召喚に該当しますが、ゼニスはデフォルトでS・トリガーをもっていません。
ただ、そこは全てのシールドにS・トリガーを付与する《「俺」の頂 ライオネル》があるので無問題(モーマンタイ)。
そういうわけで《「俺」の頂 ライオネル》は他のゼニスのサポートとしても有用ですね。
まとめ
なるほど!
召喚じゃないとゼニスの出た時効果は発動しないんだ。
えぇ、ゼロの力は強大。
決まった手順を踏んでこそ真の力を発揮するのです。
つまり……。
召喚でもタダ出しでも全力全開かつ鬼ツヨなオレ様を使えってことだ!
わかった!
オレ、今度からは「鬼丸「覇」」を使うよ!
……。
さて、解説を要約すると以下のようになります。
まとめ
・《母なる大地》などのタダ出し効果は「召喚」に該当しない、よって「召喚してバトルゾーンに出た時」にのみ発動するゼニスの出た時効果は起動しない。
・数は少ないが、ゼニスを「召喚」扱いでバトルゾーンに出す方法もある。
「召喚」と「バトルゾーンに出す」の違いや《母なる大地》でゼニスをタダ出ししても出た時効果が発動しない理由についてお分かりいただけましたでしょうか?
TCG版デュエル・マスターズに慣れ親しんでいる人は先だってエピソード2のゼニスに触れているため常識の範囲かもしれませんが、デュエプレしかしていない方の中には違いを分かっていなかった方がおられたかもしれません。
この記事を読んで「召喚」と「バトルゾーンに出す」の違いが分かり、なぜ大多数のタダ出しではゼニスの出た時効果が発動しないのかが理解できた方がおられましたら幸いです。
以前にも「召喚」と「バトルゾーンに出す」の違いについて解説した記事を作成しておりますので、そちらも合わせましたらより理解が深まると思います。
(こちらは「コストを支払わずに召喚」することに焦点を当てた記事となっています)
ぜひ、こちらもどうぞ!
この記事を見て「召喚」と「バトルゾーンに出す」の違いが分かったという方がおられましたら、Twitterなどで他のデュエプレプレイヤーにもこの記事を広めていただけると嬉しいです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ではでは(≧∇≦)ノ
次回記事:
※ブログ記事に関するご意見・ご感想等がありましたらコメント欄に記載をお願いします。
(勝手に)友情出演:
・ウェディング
・鬼丸
画像引用元:デュエプレ公式サイト 舞台×キャラクター
サムネイル画像:
・デュエプレ 第18弾カードパック「ゴールデン・ビクトリー -天頂開戦-」タイトル画像
・ウェディング(加工済)
・いらすとや
コメント